ただ、呆れるばかりだ、パート2

 小池百合子氏のもとで、立ち上げられた希望の党
共同代表の選出で、この党には”希望”がないと思わざるを得ない。
 
 代表選には、玉木議員と大串博志議員が立候補している。
二人とも、財務省出身の官僚だったらしい。
 
 玉木議員は、言わずと知れた「加計学園問題」の火付け役。
騒動のあまりの大きさと、延々と続く野党やマスコミの追及に、言い出しっぺの本人も「こんな大騒動になるとは…」なんて、ツイッターに書き込んだとか。
 
 問題は大串議員である。
衆院選直前、希望の党の公認をもらうため、小池氏が要求した憲法改正や安保法制についての”踏み絵”を要求された候補者たちは、全員承知した上で公認をもらい選挙に臨んだ経緯がある。
 ところが、小池氏の排除の言葉などをマスコミが取り上げ、非難を始めると小池人気はあっという間に下降線をたどり、希望の党の支持率も下がり始めた。
 
 そんな中で選挙は終わり、その結果は多くの皆さんが御存じだ。
その直後から、民進党を離れて希望の党に合流した議員たちの中から、”踏み絵”の約束を反故にする発言が聞かれ始めた。
 
 この大串議員もその一人である。
彼は、堂々と憲法改正、9条についての議論は必要ない。安保法制には反対だ。と公言している。
 
 もし、仮にこんな人が、希望の党の共同代表となれば、この党には”希望”は、なくなるのではないか。
 日本には自民党に対抗できる、現実的で建設的な考えを持った野党が必要だと思う。
政権交代可能な2大政党の出現を望む国民は、相当数にのぼるのではないか。
 
 希望の党に鞍替えした議員の2割は、憲法改正や安保法制に反対なのだそうだ。
この人たちは、みんな小池氏の“踏み絵”に同意を示し、公認をもらい選挙に臨んだ。当選すると、手のひら返しで平気な顔をしている。
 
 これでは、日韓合意を反故にするため、トランプ氏を招いての晩さん会で反日の演出をした韓国と変わりないではないか。
 
 世の中には、本当の大人になれない、まるで未成熟な子どものような人々が何と多いことかと、呆れてしまう。