憲法改正の議論を始めよう」

 今回の衆院選で、自公合わせて313議席が確保でき、再び、国会議員の3分の2以上という憲法改正の発議の条件が整った。
 連立を組む公明は相変わらず改正には消極的だが、国民の間には迫る北朝鮮の脅威、軍事大国を目指す中国などの、我が国を取り巻く要因に真剣に検討することを望む気持ちが高まっているのではないか。
 
 昨日の産経ニュースの中で、”波速風”というコラムで、
「モリ・カケ」より「憲法」を議論しょう、もはや「国民の審判は受けていない」とは言えまい(10月23日)
 
 ハロウィ―ンを連想した。民進党から希望の党への合流組は、憲法改正や安保法制を容認する仮装をしたはずなのに、風向きが変わったと見るや、あわててリベラルの化粧をしょうとした。
 立憲民主党への追い風で当選した菅直人元首相は、失礼ながらゾンビのような生命力だ。
 
 台風21号の暴風雨にもかかわらず投票率が前回を上回ったのは、有権者が「国難」を乗り切る重要な選挙と認識していたからだろう。
 執拗に「森友・加計問題」を取り上げるマスコミもあったが、北朝鮮からのミサイルから国民の生命・財産を守り、少子・高齢化社会に備えるために誰に政権を委ねるか、これほど明白な判定はない。
 
重要なのは、自民党憲法改正を公約に掲げたことである。機は熟した。もはや野党も「国民の審判を受けていない」とは言えない。
「何でも反対」ではなく、日本の未来を見据えた議論に加わるべきだ。
 台風一過、衆院選に関してはすっきり青空になった。
 
     
 
           引用おわり
 
 
 以前は憲法改正が必要だ、などというと、「あなたはこの平和憲法が、戦後の日本を戦争の無い国として私たちに恩恵をもたらしていることをどう考えるのか」と、感情的な意見が返ってきたものだ。
 未だにこのような持論を曲げずに、ひたすらガラパゴス化していく人々が、周りにはかなり生息している。
 
 しかし、日教組の組織率が低下して、学校での教育の姿勢も変化してきた。その証拠に南京事件などを話題に出すと、中学生でも「先生があの事件は本当に起こったのかどうかは分からない。第一20万人が暮らす南京で、どうやれば30万人を殺すことができるのか、と、授業中に話してくれた」
 このような感想が返ってくる。
私は、ああ、学校でも少しずつ、先生たちが現実に目を向けて、中国のプロパガンダを何の疑問もなく受け入れることはしていないのだな。と、灌漑深い思いをしたものだ。
 
 今回の選挙における、若者への街頭インタビューでも「あなたはどんなことに関心をもって、投票に行きますか?」との問いに
憲法問題」「北の脅威に対する国防」などの返事が、若者から返って来ていた。
 ここへきて、国民の間で国防の意識がかなり変化してきていることは間違いない。
 
 ただ、相変わらず”日本の平和は9条によって守られている”と、お題目を唱えるガラパゴス教の信者が、相当数いることは無視できない。
 また、自民党内でも9条の改正には、それぞれの議員の中で意見にかなりの開きがあるようなので、根気よく冷静な議論の場を構築して行ってもらいたい。
 
 なにしろ、国民の生命・財産を守るための、国の根幹にかかわる大問題である。
ぐずぐずしている間にも、北などの脅威は高まって行く。