台風襲来がどのように影響するのか

 明日は台風21号の影響をかなり受けるとかで、ぎりぎりまで考えて本日、期日前投票に出かけた。
 市役所の投票所には、私と同じ考えの人たちだろう、大勢の人が押し寄せ、順番を待つ行列が出来ていた。
 
 公明などの組織に動員をかけることのできる勢力は、この台風を喜んでいるのだろうか。
 問題は浮動票を当て込んだ候補者の面々だ。
浮動票と言うのは、その名の通りうき草のようなもので、その時の事情により、ころっと行動を変えてくる。
 
 さらに、マスコミなどの後押し(?)で注目度が上がっているところなども、台風と言う天候の荒れ方で、どう転ぶか解らない。
 かといって、律儀に期日前投票までして、選挙に参加することは、この人々には期待できないのではないか。
 
 ところで、東京の私立中高の玉川学園では、公民の授業で中高校生たちに今回の選挙の意味やあり方、各党の公約などについて先生が問題提起して、生徒たちに調べさせ考えさせたようだ。
 詳しくは分からないが、子どもたちの問題意識はけっこう高くて、しっかりと選挙の在り方や公約の分析を行っていたんでは・・・。
 
 例えば、原発のの廃止などでも、廃止した後のエネルギー資源をどうするのか。
消費税を上げないことで、国の財政、借金の返済は?
 教育の無償化を行うことは良いと思うが、財源をどう確保するのか。
北朝鮮の脅威について、国防や憲法改正はどう考えればよいかなど、中高校生たちは真剣に考え取り組んでいたようである。
 
 ゆっくりと、何度も読まなくては頭に入らないのに、さらっと読んでしまい、曖昧なところがあると思うのだが、この生徒の皆さんが立派に世の中の動きをとらえていると思い感心してしまった。
 
 この生徒たちの意見や結論も知りたかったのだが、明日が投票日と言うことでその公表は控えたのかもしれない。
いずれにしても、しっかりした考えの若人が育ちつつあると、少し安心した気分になった。