混沌としてきた政界

 小池新党が、名乗りを上げた途端、雪崩をうったように、我も我もと希望の党への鞍替えを目指す。
 これらの立候補予定者には、国民とためとか、国のためとかの想いは見えてこない。
とにかく、自分は落選したくない。
 なりふりなど構っちゃおれないと、今まで自分が居た党からバイバイする姿は見苦しく映る。
 
 民進に至っては,党の代表までが選挙には民進党公認ではなく、希望の党から出馬しても構わないと言い出す始末。
 こんな姿を見ていると、この国の一部の政治家の頭の中はどうなっているのかと、訳が分からなくなる。
 
 自民党も表面的には、騒ぐのを抑えているようだが内心は穏やかではないのだろう。
それにしても、小池百合子という女性はその度胸、したたかさ、行動力などから、凄い政治家だと思ってしまう。
 ただし、私はこの人の考え、行動にはどうしても同調できない。
 
 都知事として、この人が行ったことで、何をしたのかと頭を巡らせるのだが、豊洲の問題も先送りばかりで、決断できていない。
 保育所や幼稚園の問題、待機児童はどうなったのか。
都内の電柱を地上から無くすという約束、通勤電車の混雑緩和など少しは伸展しているのだろうか。
 
 当然、2020年のオリンピックに向けての対応は進めているのだろうが、具体的な姿が見えてこない。
まさか、こんな状態で都政を投げ出し、国政へと戻るということは本人も否定しているし、絶対ないと言いたいのだが、次期総理の期待の声が高まると、もともと野心家の彼女がどう出るのか、気になってくる。
 
 今、我が国は度重なる北朝鮮の暴挙にどう対峠すれば良いのかを、国民全体で考え、取り組んでいく必要がある。
 今のところ、アメリカの圧力から、北もすぐにさらに強い暴挙に出ることは無いと思うが、来年、再来年と時が過ぎれば北はもっと力をつけるだろう。
 
 そんなことを考えると、解散総選挙は今しかないと思うのだが、国内政治が混迷を深めると、北の思うつぼとなりかねない。
 
 今日は、臨時国会が召集されて、解散が宣言される。
私たちは、将来の日本の為に、国民や自分たちが住み暮らす日本の為に、真剣に働いてくれる人を、しっかりと選択して一票を投じたいものだ。