台風18号、接近中

 台風18号がこちらへ向かっているということで、朝から家に閉じこもっている。
最近の台風は海水温の高いところを動くときは、やたらにその足が遅い。
そして、始末の悪いことに、その高い海水温の上でエネルギーを吸い取り、どんどん発達していく。
 
 以前の九州は「台風銀座」などというありがたくない名前を頂戴していたが、ここのところあまり上陸して大きな被害をもたらすことは、少なかったのでは?
 
 それが、台風が変なところで生まれて、迷走を続け、気がつけば5号台風のように、九州に接近という例もある。
 できれば、海の上で衰弱して、陸地に上陸するときはおとなしくなっていて欲しいものだ。
 今回の18号は、お昼前あたりに鹿児島県の南九州市に上陸。今こちらの方へ向かっているところだが、私の住む地域に最接近するのは夕方になりそうだ。しかし、風はかなり強くなり、朝からのしつこい雨が横殴りになってきた。
 
 それにつれて、テレビはけたたましい音で警報をならし、家内のスマホも負けじと緊急警報を知らせる。
 今は避難準備の警報だが、避難指示などにはなって欲しくはない。
 
それで思い出したのだが、北朝鮮のミサイル発射で東北や北海道では2度、Jアラートが鳴り響いた。
 それについて、上空を通過した段階でならすことに意味があるのかとか、鳴ってもどこに避難すれば良いのか、いちいちうるさいから馴らさないようにしてくれなど、など、対象地域の人々の反応はいろいろだったようだ。
 
 地震速報にしてもそうだが、緊急を要する場合はベストの行為が出来るというのは難しいことだ。
 その点、過去の大雨、台風、雪害などの教訓から、昨年あたりから日本の各自治体は、早目、早めに警報を鳴らす。
 後で大きな被害が起きたとき、非難されないようにとの配慮もあるのだろうし、何よりも被害が少なくてすむことが一番求められることだ。
 中には、何事もなくて終わると
「大げさに騒ぎ過ぎる」という意見を耳にするが、Jアラートも非難勧告も無事であれば言ううことなしだ。
 
 東日本大震災のときは、津波警報を聞いた人のうち「どうせ大したことは無いだろう」とすぐに行動せずに、犠牲になった方が多数いたとか。
 
 転ばぬ先の杖で、非難勧告には素直に従うべきであろう。
いま、市の広報が「土砂災害警戒情報」が指定10地区の避難指示をつたえてきた。
 
 今日は夜まで警戒が必要になりそうだ。