石破氏嫌いだが、たまには・・・

 北朝鮮の度重なる挑発が続き、我が国の防衛はそのたびに脅かされている。
日本の人々は、口きれいな言葉には同調するが、自らの本音は中々口にはしない。
 もちろん、心の底から戦争はダメだ。核を持つなんて絶対に阻止しなければならないと思う人もいるだろう。
 
 しかし、サイレントマジョリテイといわれる人々の中には、きれいごとではもう駄目だ。
現実論にもっと目を向けようと、考えている人もかなりの割合を占めるのではないか。
 
 昨夜のBSフジでのプライムニュースは、ゲストに自民党石破茂氏を招き、今、そこにある危機についての意見を聞いていた。
 
 石破氏は佐藤栄作元総理が唱えて、ノーベル平和賞までいただいた”非核三原則”について触れていた。
 その中で、”つくらず、持たず、持ち込ませず”のうち「持ち込ませず」ということに対して、
「我が国が核を開発して持つとなると、現実的ではないが、”持ちこませず”の部分を議論のまな板に載せることを考えても良いのではないか」
 というニュアンスの発言をしていたように思う。
 
 私は、この議論を最も望んでいるのは、安倍総理なのではないか。しかし、総理の立場でこのような発言をしようものなら、すぐさま反日の連中が攻撃して来て、得意の国民扇動の行動を起こす。
 
 つまり、安倍総理が言いたかったことを石破氏が代弁した。と思っている。
核を持ち込みたいというのではない。この件に対しての国民的議論が大切ではないのか。
 戦争での地球上唯一の被爆国の国民が、そう易々とこの意見に賛成するとは思えない。
 だが、日本人はややこしいこと、国民世論を2分するようなこと、例を上げると”憲法改正”などのことだ。これ等のことを避けて通りたい。触れたくない。みたいな意識が高いのではないだろうか。
 
 いつまでも、国家の防衛問題を避けるという姿勢が、通じなくなっている世の中であることは、北朝鮮の暴挙を見ても明らかだ。
 
 我々日本国民は、今こそ自分たちの住む国の防衛、今の平和が永く続くためにはどうしたら良いのかを議論していくことが大切だと思う。