雑感、いろいろ

 私の仕事柄、7~8月は何かと気ぜわしい日々を過ごす。
最近の一番のショックは、糖尿病が悪化したこと。
 一次、血糖値は401、ヘモグロビンA1cha11.1、医者から
「入院して、インシュリンをうちましょう」とアドバイスを受けた。
 何とか、一年発起ではないけど、頑張って体重を落とし、かなりの効果を上げた。
 
 視力の方は低下するばかりで、免許証の更新が心配されたが、これも何とかクリアー。私の年齢になると普通の高齢者講習では済まなくて、認知症の検査も入り、2度に渡る講習の結果、更新の許可が下りた。
 田舎で暮らすには、車は足代わり。運転できないとなると死活問題である。
 
家内は老人ホームで、大分方言によるとんち話に大喝さいを受け、他所からも声がかかる。良い気になって何でもかんでも引き受けると、それによるストレスを抱え込むことになるので、懸命にストップをかける。
 
 
 気ぜわしい8月が終わったので、1日は久しぶりに飯田高原へと車を走らせた。
到着してみると、何週間前かに切り落とした庭木の緑が茶色に変色して、みるも無残な姿が目についてしょうがない。
 次の朝、早起きして、さらに枝を細かく切り、少しずつ燃やしていく。
この作業は地球の温暖化を進めることいなるのではないかなど、要らぬことを考えながら数時間、汗をふきふき作業を続けた。
 努力のかいあって、庭は見る見るうちにきれいになった。
 
 することが無くなると、退屈さが襲ってくる。
良く考えてみると、今年はジョン・コルトレーンが無くなって50年。
コルトレーンのレコードを引っ張り出して大音量で聴く。
かなりの山の中で、どんな音量にしても文句を言ってくる人はいないので、あのフリージャズに傾倒していく名演奏を、3時間ほど堪能した。
 
視力は落ちているが、読書も少しはできるので司馬遼太郎の「飛ぶが如く」を読んで行く。
 マイルスなら読書のBGMになるのだが、コルトレーンの演奏は読書に熱中することが難しい。
 結局、ビールをちびちび飲みながら、マイペースの時間は堪能できた。
 
 今日、帰宅したのだが、途中のニュースで北朝鮮の6回目の核実験を伝えていた。
アメリカの核の傘はどこまで信頼できるのか。
アメリカが他所の国の心配まではできないと言いだせば、我が国の防衛システムはガタガタになる。
 
 こう言う心配が頭をよぎりながら、家に到着。
到着を待っていたように、地区の班長さんが「今月はあなたのところが月当番です」と市報などを持ってきた。
 私はいっぺんに現実に引き戻された。