民主主義を破壊する我が国のマスメディア

 今朝の産経ニュースでは、「阿比留瑠比の直撃御免」でテレビを軸とするメディアの偏向報道について取り上げている。
 
 全てをコピペできないのだが、概略は
国会閉会中審査で、前文科省事務次官前川氏、前愛媛県知事であった加戸氏、国家戦略特区のワーキンググループの委員である原氏などの発言の取り上げ方が、どのくらい偏っていたか、そのことから起こる我が国の民主主義の根幹を破壊しょうとしている一つの勢力がマスメディアではないのか、などを訴えた記事である。
 
 この中で、各氏の発言時間の取り上げ方を列挙しているが、
放送各局が
 前川氏の発言を取り上げた時間は、2時間33分46秒
 加戸氏の場合 6分1秒
 原氏に至っては 2分35秒
で、あったそうな。
 
 加戸氏は実際に加計学園を誘致した当の本人であり、かっては前川氏の上司でもあった。この方の証言は、この問題がどのような経過をたどり今に至ったのかを、国民が知るための貴重なものといえた。マスコミはこれを短時間でほんの一部を報道するに留めたことになる。
また、原氏は獣医学部新設の是非を議論、審査した当事者であり「規制改革のプロセスに一点の曇りもない」の証言したにも関わらず、テレビでは事実上無かったことにされた。
 
 
 さらに一般社団法人 日本平和学研究所の理事長で、文芸評論家の小川栄太郎氏がインターネットの「言論テレビ」番組(4日放送)で
「報道機関の社会における存在意義は、報道による情報を基に、国民が判断するという民主主義の根幹を担っていることだ。その情報が極端な虚報に彩られ、何カ月も是正されないとなれば、これはデモクラシーそのものが否定、毀損されているといっても過言ではない」
 
 記事の概略を掲載させていただいたのだが、この阿比留氏の記事から思い当たることが次々に事実と符合できて、私の頭の中は怒りや情けなさで一杯になった。
 
 加計学園誘致の当事者であった加戸前知事の証言や戦略特区の審議委員の原氏の証言の重さを、自分たちの報道したくないとの理由で無視したとすれば、この国の民主主義はどうなっているのかと、国民を暗い気持ちにさせるばかりである。
 
ただし、 私の周りの数多くの人々は、このように偏向されたメディアの情報を、何の検討もなしに鵜呑み状態で、自分の意見として発言する。
 発言しているうちに、他人からの受け売り、しかも、事実とはかけ離れた自分たちに都合のよい情報しか出していない偏りなどに気がつきもせず、とうとうと意見を述べる人々、このような輩が何と多いことか。
 
 まさに報道機関による民主主義の破壊である。
私たちは報道機関からの一面的な情報に惑わされないように、何が真実で、自分たちのためにどのように対応すれば、理想に近い社会が築けるのかなど、賢い対応を迫られているのではなかろうか。
 
 最後にひとこと。
我が国のクソメディア、消えてなくなれ!