コンビニは”便利な店”
近くの町へ出かけてのかえり道、喉が無性に乾いたのでコンビニに立ち寄り冷たい飲み物を買うことにした。
家内が車内に私を残してコンビニへと入る。
私はその間、いつも車中で、コンビニを訪れる人を観察する。
今日も家族連れ、若いカップルなど次々にコンビニの利用者が訪れた。
その中で、小さなビニール袋と空になったペットボトルを持った50代半ばの男性が表れ、コンビニの前を行ったり来たり。
そのうちその人は、店内に入り1分ほどで店の外へ出てきた。
どうやら、持参したゴミをコンビニに置いてあるゴミ収集用の箱に、捨てに来たらしい。
最近できた新しい店は、外から持ち込む家庭ごみを捨てて行く人を迷惑がり、店内にゴミ収集の箱を置く場合が多い。
店外の張り紙にも「家庭用ゴミは捨てないで」と書かれてあるが、こんな”豪傑”には通用しないようだ。
ところで、今日のワイドショーか何かで、コンビニに違法駐車する常習の人の車にロックをかけて懲らしめていたら、それはやり過ぎではないかというクレームの投稿がネットで話題になったとか。
店もやりすぎでした。と、誤ってこのような行為は慎むと発信したようなことだったようだ。
私はその番組をチラッとしか観ていないので、いきさつは良く判らないのだが、おかしなことである。
人の店の敷地に無断駐車して、それに罰を与えるためロックした。
この行為がどうしてやり過ぎなのか、文句を言う人の気持ちが理解できない。
最近世の中で起こることで、明らかに迷惑行為をしているのを糾弾すると、やり過ぎではないかとか、そこまでひどい仕打ちをする必要があるのかなど、迷惑行為をした方を擁護する意見をけっこう見聞きする。
しかし、店側にしたら、店を利用もしないのに堂々と違法駐車する方が守られて、それを防ごうとする店側が怒られるなんて、どう考えてもおかしいなと思ってしまう。
お断りしておくが、私はコンビニなどとは一切関わりを持たない一般市民だ。ただ、小さな買い物などでは、大いにこの便利な店を利用させてもらっている。
”テロ等準備罪”などを国会で採決するに当たっては、およそ現実的ではないような事例を挙げて、この法案が通ればこれこれの場合捕まるなど、風評をまき散らす野党やマスコミなどの主張が目立つ。
どうも世の中、些細なことで異議を唱えるとそれに同調する連中が増えて、可笑しな風潮が肩で風を切るようになりつつあるのではないか。