日本で相手にされなくなった人は・・・

またまたルーピー鳩山氏の話題で恐縮だが、今朝の産経ニュースでは「中国寄りの鳩山由紀夫元首相、中国西安交通大の名誉教授に」と題した小さなニュースが載っていた。
 以下、短い記事だが引用させていただく。
 
 鳩山元首相は7日、中国西安市西安交通大学の名誉教授に就任した。講演では首相時代に掲げた中国などとの結び付きを重視する「東アジア共同体構想」に触れ、日本は対話を通じて、平和の実現に努力すべきだとの考えを強調した。中国の通信社、中国新聞が伝えた。
 
 鳩山氏は、習近平国家主席が昨年打ち出した30万人の兵力削減計画について「積極的なサインだと理解すべきだ。東アジアを再び戦場にしてはいけないと述べた。(共同)
      引用終わり
 
 
 国内で誰にも相手にされず寂しさが続いているのだろうと、僅かばかりの同情を覚えるのだが、中国へ出かけて反日プロパガンダのお手伝いに力を注ぐ。この人の頭の中はどうなっているのだろうか。
 習近平が昨年”抗日戦勝記念何とかかんとか”で30万人の兵力削減を打ち出し、中国はこのように兵力を削ってまでも平和国家の道を歩むのだと、世界にアピールした。
 しかし、世界のどの国も本気で中国が軍縮の第一歩を踏み出したなんて思ってはいない。海洋覇権を続けるためには陸上にしか存在意義の無い人民解放軍の整理が必要だ。30万人のリストラで空母や戦闘機の拡充を謀った方がどれだけ効率的か。さらに、現代の軍備はハイテク化されていて、それに対応できない兵士を整理するという中国の国内事情から、兵士の削減といういかにも平和を重視する姿勢を強調するために使ったに過ぎない。
 その証拠に中国の軍事予算の増加は少しもストップしてはいない。
 
 鳩山氏がそのあたりのことをどれだけ理解しているのか分からないが、日本の元総理という肩書はまだまだ利用価値があるということだろう。
 鳩山氏はもう日本に帰国して欲しくは無い。中国でもどこでも良いから気にいった国の国籍を取得して、外国人になっていただきたい。