ソフトバンク王会長の発言を支持する

 先日から巨人の4選手による”野球とばく”に関するニュースが、スポーツ関係者だけでなく多くの人々の中で注目を浴びている。
 確かにとばく行為はやってはいけない。下手をすると昔の太平洋ライオンズだったかの八百長試合まで広がりかねない。
 マスコミは大騒ぎで、その結果巨人軍のオーナーや最高責任者みたいな人まで辞任に追い込まれた。
 私は筋金入りのアンチ巨人だから、このチームのオーナーがどうなろうと関心はない。
 夕方のヤフーニュースでは、ソフトバンク王貞治会長が”声だし”で金銭授受をしていたことへのマスコミの姿勢に、異議を唱えたという記事が目に留まった。
 
 マスコミは試合が始まる前の円陣を組んで気合を入れる”声だし”で、選手一人ひとりがいくらか金を出し、チームが勝てば声だしの人に1万円とかを渡していたとか。
 チームは巨人、阪神、西武やソフトバンクまで広がり、それが分かるといちいちニュースで取り上げる。
 
 私はこの”声だし”で選手から集めたお金を声だしを行ったチームメイトにあげるというのが、やってはいけない行為だとは思わない。
 アマチュアならともかく、プロのチームで試合前選手を鼓舞するために円陣を組み気合を入れる。その時に大きな声でリードした人に僅かであるが1万円などの金銭を渡すことは、別に何も問題ないと考えるのだ。
 
 賭博などの法律違反でもないし、このことでファンを騙したり迷惑をかけたりすることもない。
 NHKも含めてどうしてマスコミはこんなことで大騒ぎするのか、訳が分からない。
 
 王会長も大騒ぎするのがあまりにもおかしいのではないかとの疑問を持ったからコメントを寄せたのではなかろうか。
 中にはしたり顔で、このような行為は賭博などへ伸展する危険性をはらんでいるなどという人がいるみたいだが、賭博行為と声を出して選手を鼓舞する行為は、全く次元が違うのではないか。
 
 清原被疑者の釈放などでも、ヘリコプターまで使って追跡したりと、どうでもいいことを大げさに騒ぐ日本のマスコミの在り方は、どう考えてもおかしいのではないか。
自分たちは公共の電波を使って報道に携わっているという意識を研ぎ澄ます努力が足りないのではないかと、嘆かわしくなるのだ。