地方議員の政務活動費

大分県議会議員の政務活動費、2014年の調査旅費としてある議員の年間の走行距離約66000キロ、それに伴う燃料代245万円の計上が問題になっている。
 
 先日は元兵庫県県会議員であった、号泣議員の裁判の様子が話題になり、マスコミが大きく取り上げた。
マスコミは、視聴者の注目が集まるような事案では、これでもか、これでもかと大きく取り上げ、中には関係の無いようなプライバシーなどにも踏み込んで容赦のない報道を繰り返す。
 
 もちろんこの兵庫の元議員のやったことは許されるべきものではない。
しかし、視聴者がこれほどまでに関心を持たない事柄では、その姿勢はかなり消極的に映る。
 
 大分県の場合は、政務活動費は一人当たり月に30万円、会派ごとに交付し、残れば返還をする。燃料代は1キロ37円で計上されているらしい。
 
 年間66000キロを県政の調査活動で動くというのも、例の野々村議員が城崎温泉へなんども通ったということと似ていて、納得がいかない。
 
 地方議員の活動費の使い方を全国的な規模で調べれば、可笑しな使い方がどんどんあぶり出されるのではないか。
今は、地方のオンブズマンなどがメスを入れているが、マスコミがそれを援護射撃して取り上げれば、もっと、地方議員の実態が浮き彫りにされるはずだ。
 
 議員の歳費も政務活動費もすべて国民が納める税金で賄われている。
その代表たる議員は、常にそのことを頭に入れて活動すべきだ。
調査旅費の名目で、地方議員が年間245万円も消費するものかどうか、はなはだ疑わしい。
 関係者はしっかりと調査を行って、県民に知らせて欲しいものだ。