安倍首相の憲法改正に言及に野党は・・・
今朝の「産経ニュース」で
[阿比留瑠比の極言御免]という欄での記事は、このことについて真っ当な意見を寄せている。
全文引用させていただいて、多くの皆さんへ問いかけたい。
今夏には参院選が控えており、その際には衆院選と同日選になる可能性が高いと目されている。安倍首相が憲法改正について今回、「想定問答にない言葉をさらっと言った」(政府関係者)のも当然、そうした現実の政治日程を見据えてのことだろう。
安倍首相は第1次政権発足直後の平成18年10月にも、英紙「フイナンシャル・タイムズ」のインタビューにこう答え、戦後の歴代首相として初めて在任中に憲法改正を目指す考えを明らかにしていた。
このときは、翌19年度の参院選で大敗したことや、持病の悪化などでそれはかなわなかったが、安倍首相の思いは当時から何ら変わってはいない。そして現在、憲法をめぐる国民の意識や政治情勢は10年近く前より成熟している。
「どの条文をどう変えたいかって話しを抜きに『変えたい』だなんて言うのは、まさに論理矛盾だ。変えることが自己目的化しているってあり得ない。『自衛隊すら認めない』って憲法改正だってあり得るわけで、安倍さんはそれがいいことだと思っているのか」
民主党の枝野幸男幹事長は2日の記者会見で、安倍首相が具体的な改憲項目に言及しなかったことについて、こうけん制した。だが安倍首相は第1次政権当時から連合国司令部(GHQ)が日本社会に張り巡らせた憲法をはじめとする「戦後レジーム(体制)」からの脱却を提唱しており、何も矛盾していない。
「もう占領時代の『魔法』は解け始めており、マインドコントロールを完全に解いて、真の意味の独立国家として第一歩を切り開いていく気概が必要だ」
安倍首相は17年1月の産経新聞のインタビューではこう語っていた。
憲法改正で戦後は終わり、日本は当たり前の国になれる。
(引用終わり)
しかし、冷静に考えることのできる人にとっては、この現行憲法が孕む大きな矛盾、70年もそのままにしていて70年かけて進んだ世界の情勢に合わなくなっていることなど、国民を挙げての改正についての議論が必要なのではないか。
つまり、憲法改正に対する国民の意識を高めることが先決ではないかと。
国民の多くは、マスコミや宣伝力のある野党や学識者、有名人の言葉に耳を傾けがちだ。
現に私の周りにも、自分の意見としてではなく、マスコミの論調に共鳴したり鵜呑みにする手合いが何と多いことか。
なぜ改正が必要なのか。現行憲法のどこが問題なのか、どのように変えればよいのか、など、国民を啓蒙していく行動が欠かせないと思う。
「平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しょうと決意した」という現行憲法の前文の一部が、北朝鮮の核実験や弾道ミサイルの発射。中国が国際法を無視して推し進める南シナ海の埋め立てと軍事基地の建設。世界のあちこちで繰り広げられるテロなどのニュースが入るたびに、むなしく響くのは私だけなのであろうか。
このような、近隣諸国で繰り広げられる脅威に対して「平和を愛する諸国の公正と信義・・・」がどこにあるというのだるか。
今からでも遅くない。みんなで憲法改正の声が上げようではないか。