反省の無いマスコミ及びそれを支持する偏向ジャーナリスト

 先日から、田原聡一郎や鳥越俊太郎たちが、高市総務大臣の「電波を止めることもあり得る」といったことに対し、批判する姿勢を他のジャーナリストや評論家と共に表明していたが、
 今日の産経ニュース」[国語逍遥](69)
   「ぶちくらせ」・・・「たたき斬る」の議論もぜひ   清湖口 敏
 
という記事が目に留まった。
 概略を引用させてもらうが、
昨年の7月、サッカーJ2,ギラヴァンツ北九州のサポーターが、横断幕や応援コールで「ぶちくらせ」という言葉を使っていたことについて
 クラブ事務所が改善を求めたのに応じず、結果的には横断幕は強制撤去、14人のサポーターは無期限入場禁止で一件落着したことを取り上げている。
 
 この記事で私が注目したのは、
この騒動のもとが、朝日新聞(西部、夕刊)の7月4日付け記事が火付けもとになったことだ。
 「ぶちくらせ」という言葉は、大分北部から北九州にかけて使われる方言で、「殴り倒せ」などの意味で使われる。
 私たちも子供のころは仲間同士で遊ぶ際に、日常的に使用していた。
ただし、本当に相手を殴り倒すという憎悪の言葉としてではなく、単なる囃子言葉風の使い方であったことを思い出す。
 
 この朝日の記事では、国立国語研究所の木部暢子教授の
不良が「くらすぞ」というときは、「ぼこぼこに殴るぞ」という意味で使っている。「応援にはふさわしくないのでは」という談話が使われていたそうだ。
 
 さすれば昨年8月、安全保障関連法案に反対する国会議事堂前の集会で、法政大学教授の山口二郎氏が
 安倍総理に対して「お前は人間じゃない!たたき斬ってやる!」と大声で叫んだ行為に関しては、どのように考えているのであろうか。
 
 私の知るところでは、朝日新聞がこの山口センセイの発言に異議をとなえたような形跡は全く伝わってこない。
 清湖口氏の言でも
 言葉の汚さ、暴力性は「ぶちくらせ」の比ではない。しかも、若者への影響力が大きい教育者の発言ときている私がこの集会の主催者なら、これほどの暴力的な言葉は即刻禁じたに違いない。
といわれている。
 
 朝日は明らかに偏向報道である。
朝日自体も、サッカーのサポーターには噛みついても、安保反対集会を扇動した山口教授の暴力的で汚い言葉には、何ら言及していない。
 高市総務大臣の電波に関する発言についても、田原聡一郎たちは民主党時代の総務副大臣が同じ発言をしたことには、言及しないままだ。
 
 この連中は、メディアという媒体を通して、自分たちに都合のいいことには触れて、都合の悪いことには口を閉ざす。
 何と卑怯な連中であろうか。