日本国憲法を守らず、憲法を擁護するという矛盾
日本共産党の志伊委員長は、何か変な言い訳をして来年から国会の開会式に出席することを決めたと発表した。
今年の安保法制の国会審議を通して、野党は野合的な合意から民主、共産、社民などが手を組んで、反対運動を展開した。
反対の為なら何でも利用、どことでも手を組もうと、なりふり構わず若者なども取り込んだ。
これにマスコミのほとんどが迎合し、偏向報道を垂れ流し反対運動はマスコミ発表の表面的な感じでは、国民の多くが反対しているという印象を演出した。
安保関連法案は、大方の予想通り国会を通過し、法案として成立。
その後、共産党はこのままでは国会審議という段階で負けてしまう。野党がいつまでもバラバラではダメだ。
民主や社民を取り込んで大きな反対勢力を確立しようと、国民連合なる構想を打ち立てた。
今回の国会開会式に出席をきめたということも、選挙での一票を獲得するための方針転換であろう。
こんなに自分たちの主張を通し、自分たちの想いを実現するためには、国民をも欺瞞の渦に巻き込むこの党のいい加減さには、呆れるばかりだ。
いまさら国会の開会式に出席しても、国民の気持ちを掴むことはできないと思うのだが、平和安保法制を戦争法案と言い変える厚かましさからも、これまでの開会式欠席という行為に対しては国民に謝ったりはしないのだろう。
国民はこの党のきれい事を並べる口車に乗らないように冷静にこの党の本質、野心を看破して欲しいものだ。