戦後教育のツケか?はたまたバーチャルゲームの中毒患者か?
あるお気に入り登録している方のブログで、シールズのお粗末な話題が掲載されていた。
内容は10月18日シールズの渋谷街宣で、登壇者の一人から日本の貧困問題に関連して、子どもの学費を調達するためある母親が臓器の売買したとか、そんなことに言及したらしく、この話がデマだったことを謝って、訂正したとかいうことであった。
この登壇者の若者は、あるシンポジュームで出た話を勘違いしてしまい、事実確認をしないまま発言したらしい。
シールズでは、あわてて関連ツイートを削除し謝罪した。
私が気になったのは、安保関連法案のときの彼らの発言と結びつく態度であることが、自然に頭に浮かんだからである。
若気の至りという言葉がある。しかし、彼らのやっていることは若気の至りでは済まされないことが多いのではないか。
安保関連法案の国会審議中、盛んに街頭に繰り出しやたら「戦争法案反対」「安倍首相は辞めろ」「日本を戦争する国にするな」など、過激なシュプレヒコールを繰り返した。
福岡から来たGという大学生(22歳)などは、この法案が通過するとすぐさま日本が戦争を始める様な発言をして、大衆に呼びかける。挙句の果てにはこのままだと中国が攻めてくると言うが、その時は自分が出て行って一緒に酒を飲みながら仲良くなって紛争を止めるというような発言までしていた。
この若者は、国際紛争や外交と言うものがまるで解っていない。
外交は、その道の専門家が知恵を絞りぬいて、相手を騙したり、騙されたりしながらいかに自国が有利に事を運べるかを戦い抜く心理戦である。
それを、一緒に酒飲んで仲良くしたら、紛争などすぐに解決できると叫ぶ感覚は異常である。
22歳にもなる大学生の発言だとは思えない。
今の日本では、このようなバカ学生が大勢育っているのだろうか。
中国は何のために、自国の領土でもない遥か離れた他国の近海を埋め立て、軍事基地を作っているのか。
歴史的証拠がうなるほど発見されている尖閣諸島を、中国はどうしてわが領土だと言い張るのか。
何故、日本の数倍にあたる巨費を軍事予算としてつぎ込み、軍備拡張を続けているのか。
いずれは次世代の我が国の担い手になると思うと、このままの言いたい放題を放っておいてよいのかと心配になる。
日教組に汚染された教育を長年にわたって受け続けた弊害なのか。
あるいは、現実を無視したバーチャルの世界から抜け出せないゲーム世代の特徴なのか。
平和を守るには何が必要か。日本の安全、国民の生命や財産はどう守れば良いのか。これらの大切な命題を現実を無視することなく、足が地についた冷静な姿勢で、よくよく考えて欲しいものだ。