嬉しいニュースいろいろ

 昨年に続き、日本人の科学者がふたりもノーベル賞の栄誉に輝いた。
皆さんニュースでご覧になられているので、詳しいことに触れる必要はないのだが、微生物の研究でアフリカや南アメリカの多くの人々を眼病から救った大村先生の偉業、
 ニュートリノに質量があることを、実験によって実証した梶田先生。
 
 このお二人の偉業はまさに、日本人の誇りだといえる。
一昨日、昨日と多くの同胞の方々が、我がことのように喜ばれたのではなかろうか。
 
 私は大村先生の
「祖母が人の為になることを心がけなさい」と言っていた。
「人真似だけしていては、その人を超えることはできない。独創性が大切である」ことにスキーコーチの教えから気づかされた。
という意味の言葉が印象に残った。
 
 大きなことは、誰にでもできることではないが、すぐ目の前の小さなことでも人の為になる事は多い。
 一人一人がこの考えを実践していけば、世の中はきっと良くなると考えさせられた。
 誰もが独創性を発揮できるわけではないが、人のまねごとだけに懸命になっていては、新しい開発やオリジナリティが発揮できるわけがない。
 真似ごとから始まりその人独特の境地にたどり着く努力は大切だ。
 
 今回は13億人の人口を抱える中国の研究者が、マラリアの特効薬開発に貢献した物質の発見も評価されて、中国から自然科学の分野で初めて受賞者が出た。
このことは、人類の幸せに大きく貢献できた快挙だと、日本人と同じように祝福したい気持ちになる。
 伝わってくる情報によると、この人は学位もとっていない。国の大きな研究機関にも属していないらしい。
 以前、島津製作所に勤めていた一介のサラリーマンであった田中こういちさんが、ノーベル賞に選ばれた時、称賛の言葉と同時に驚きの声も上がったと記憶している。
 
 人はともすると、大きな研究機関で仕事をしたり、博士号などの資格があるかどうかなどで科学者を判断しがちだ。もちろん、そんな環境で研究するに越したことは無い。圧倒的に研究し易い環境に恵まれている。
 
 だが、独創性というものは、その人だけの頭の中にあって他人が聞いたら、妄想だと笑われそうな場面もあるのではないか。
そんな環境の中で、他人がどう言おうと、どう見ようと我が意思を貫く姿勢というもが成功に導いているのではないかとも思う。
 
 話題が変わるが、大リーグで15年に渡り活躍してきたマーリンズイチロー選手が来期もマーリンズでプレーすることになった。
 今月で42歳を迎えると言う。
この人の凄いところはいろんな記録を塗り替えるところもそうだが、毎日の生活でプロの野球人として節制を貫いていることだ。
 この人ほど故障の少ない野球人を私は知らない。
今シーズンは、昨年より多い153試合に出場したとか。
この年齢になっても、20代30代の選手と変わらない活躍ができると言うのは、称賛に値する。
 来シーズンは、ぜひとも大リーグでの3000本安打という金字塔を打ち立てて欲しいものだ。