先島、八重山地方は、沖縄だ。
この移設に関する埋め立て面積は辺野古のおよそ2倍の300ヘクタールだという。埋め立ての土砂の持ち込みを規制する条例を定めたと言うが、これは自分たちが賛成している軍港の埋め立てにも大きな影響を及ぼす。
知事は何かというと、辺野古に基地を作らせないことは県民の総意だという。
知事の頭の中での沖縄は、本島周辺だけを描いて発言しているのではないのかという錯覚に陥るほど、南の島々のことを軽んじているのではないか。
最近の中国の動きとして、尖閣周辺を公船にウロチョロさせるばかりでなく、第2段階へ入った気がしてならない。
この数カ月前から中国の船は、尖閣の接続水域へ錨を下ろし船から太いパイプ状のものを海底におろしているらしい。
つまり、この海域の海底資源調査を始めたのではないか。
中国が勝手に引いた防空識別圏では、中国本土から距離が離過ぎるところが多くレーダーでの捕捉に限界があった。この施設にレーダー基地を作れば遠くまで細く可能になる。
我が国の人々は、こういった現実に鈍感な人が多い。その中には「中国はそんなに脅威なのですか。ただ、脅威を煽っているようにおもえるのですが」なんて言う人もいる。
次は、尖閣の海だと言うことで、海底資源の調査を始める。我が国は手をこまねいているだけで良いのか。
こうした事実を広く国民に知らせて、中国の日々迫る脅威を知ってもらいたい。
場所が八重山群島だから無視するのか。南の島の住人がどうなろうと構わないと思って触れないのか。
そのくせ、すぐに沖縄の総意だと都合の良い時だけは、八重山の人々の気持ちを無視して発言を行う。
我々本土の住民は、このような沖縄の真実に目をつぶってはならない。
同じ、日本の同胞が大きな差別を受けて、日々の生活まで影響を受けている。
この現実を知り、本土から八重山の人々を勇気づける対応ができないものかと考えてしまう。