国民連合政府って???

起床して玄関へ行くと、何か紙切れが挟まっている。
何かな?とその紙切れを取り上げ目を通す。
 
 選挙が近付くと、いつも配られる地元の共産党の人物が発行しているB4の大きさの広報誌だ。
一面トップに「戦争法(安保法制)廃止の国民連合政府」を、との、見出しが載っている。
 中身は
自分が議会でこの法案に対して廃案にしょうと、市長によびかけたこと。
志位和夫委員長が記者会見し、国民連合政府の実現を呼びかけたこと。
次の国政選挙で、野党の選挙協力を行うことを誠実に実行したいこと。
 などが書かれている。
 
 いったんは色気が出た民主党の岡田氏も、党内でたしなめられたのか昨日はトーンダウンして、この志位和夫共産党の提案には消極的になった。
 
 当然と言えば当然で、共産党と組む前に維新との連携などの懸案があるだろうと、門外漢の私でも言いたくなる。
 
 右から左まで幅広い考えの人が集合体を作っている民主党
こんな共産党の提案に、民主党員のみんなが乗れるわけがないではないかと思っていたら案の定の現象が噴き出してきた。
 
 この岡田という人物のお粗末さが露呈された感じだが、民主党にはこのような人材しかいないのか。
 
 それにしても、共産党の方は、この国民連合政府の構想にかなり本気度が高いように見える。
 私の住む過疎の田舎でも、末端の党員がこのようなビラを各家庭に配って回ると言うのは、本部からの指令がでているのか、地方の党員が素晴らしい提案だと飛びついたのか解らないが、運動次第では実現が可能だと考えているのではないか。
 
 こうした野党のお粗末さが続く間は、しばらく与党の余裕の天下が続きそうだ。