野田聖子は自民の足を引っ張り野党に加担?

 何度も9月の自民党総裁選で、野田聖子が話題になっている。
今日も、推薦人集めで苦戦。立候補は難しいのではないかと、ニュースは伝えていた。
 
 自民党の全派閥は、安倍総裁の再選を支持して、前の総裁選で競い合った石場地方創生担当大臣も、今回は不出馬の意向を鮮明にしている。
 
 そんな状況の中で、野田聖子はまだ望みを捨ててなく、20人の推薦人を探してかけずり回っているらしい。
 この執念はどこから来るのであろうか。
 
 政界の第一線から退いたはずの、野田の親分である古賀誠自民党幹事長あたりからの、「俺が付いている。頑張れ」という応援があるのか、ないのか。
一度総裁選挙を戦えば、知名度は一気に上がり、今回は無理でも次またはその次を狙っているのか。
 安倍内閣が復活してからの、同じ女性議員としては稲田朋美政調会長のネームバリューは上がりっぱなし。
 その上、安倍総理の信頼も厚い。
この稲田議員の台頭に焦り感じているのも一因なのか。
 
 今、国会は平和安全法制の審議が、大詰めを迎え16日にも採決に持ち込む構えだ。
安倍総理としては、この法案を通すためには出来ることなら総裁選は無投票で切り抜けたい。
 もし、自民党の総裁選が現実に行われることになれば、喜ぶのは民主や共産の野党である。
 総裁選であれこれ考えなければならない総理のもとで、時間をかけて審議など出来るはずがない。ここは審議拒否と行こうと、野党を別の角度から勢いづかせる。
 
 しかし、中国の抗日戦勝70周年の軍事パレードで示されたように、我が国を取り巻く環境は厳しいものがある。
 習近平は世界に向けて、中国は一貫して平和国家であり続けると発言した。
これが、中国得意の大ウソであることは、日本の一部を除き誰もが知っていることだ。
 中国は、そう云いながら、チベット民族やウイグル自治区の民を弾圧。民族浄化まで行いそこには人道的な意識の欠けらも見られない。
 南シナ海東シナ海では、堂々と岩礁を埋め立て、航空機が離発着できる軍事基地を建設中だ。
 このような国が、我が国のすぐそばに存在する。我が国の憲法9条はその脅威に対して全く無力だ。
 
 こんな国防体制で、個人的自衛権がどうだなどとは言っておれないではないか。
世界の独立国が持つ当然の権利としての集団的自衛権の確立。それを実行可能とする法案の整備は、今を逃してはならない。
 
 野田議員が、何を考えているのかは解らないが、今は自民党は一丸となり我が国の防衛の基盤、抑止力を高める法案整備にいそしむことが重要だと思う。