早目の敬老会

今日は朝から私の住む地域の敬老会があり、今年地区の役員の順番が回ってきた私は、朝から大忙し。
 先ほど、全ての行事が終わり我が家へ帰り着いた。
 
 年寄りの日はまだ先だが、会場の都合で市内ではトップを切っての敬老会となった。
敬老会の対象者は70歳からで、私も数年前にその仲間入りをしたわけだが、私はこんな催しにはいつも疑問を感じていて、これまで一度も出席したことは無い。
 
 今年は役員という立場上、やむなくお世話係も兼ねての出席となった。
まあ、後学の為にどんなものか、経験も大切だと思い朝から張り切って出かけたが、さすがに出席のご老人たちはとても元気だ。
 
 地区には130世帯の中で、敬老会の対象者が80人ほどいらっしゃる。今回の出席者はその中から30名弱だ。
 欠席の方はそれぞれ体調を崩されていたり、他の大事な用件を優先したと、自治会長は説明されていた。
 
 式典の中の話では、23000人ほどの市の人口のうち36%は65歳以上の高齢者らしい。つまり23000人のうち8000人強は高齢者なのだ。
この高齢率が50%を超えると、限界集落と呼ばれるらしい。
この話を聞いていて私は少し怖くなった。
 
 今日の敬老の日のお世話係も普通なら働き盛りの人々が先頭に立ち、敬老のお祝いを行うのに敬老会の対象者の私たちが世話をしなければならない高齢社会は、あと10年もするとどうなるのだろうかと、そんな想いが頭をよぎる。
 
 トップの自治会長さんは、80歳である。
日本の過疎地では、もっと深刻な状況に置かれているはずで、こんな敬老の日などは作っていても無駄になる日がやってくるのかもしれない。
 
 少子化高齢化社会をどう克服するかは、今後の日本のリーダーたちに重くのしかかる大きな課題であろう。
 何はともあれ、今日は疲れた。