村山氏、大分で吠える

昨日の安倍総理の戦後70年にあたる「首相談話」について、
昨夜(14日)大分で村山元総理が、安倍総理の談話を聴いて
村山談話を引き継いだという印象は無い」
「何をおわびしているのかよく解らない」
と、切り捨てた。
 このように、今朝の朝日デジタルは報じている。
 
 すったもんだの挙句、首相談話は発表されたが、安倍総理村山談話を継承すると言っていた。
 そして私にはその通りに聞こえた。
受け止め方は人それぞれであろうが、継承すると言っても一字一句同じ内容にする必要はない。
 
第一、村山談話はそんなに、諸外国へ対し誇れる内容であったのか。
おわびの必要もないことへ、我が国の代表として頭を下げ、日本を取り巻く世界の情勢が大きく変化する中で、壊れたレコードの如く平和平和と叫ぶ。
 
 もちろん平和は大切である。その点に私も異存はない。
しかし、世界のパワーバランスが永久に一定であるということは起こり得ない。
世界の情勢は常に流動的だ。
 
 その中で、いつまでも憲法9条の空論にすがっていても、国は守れないのだ。
国民の生命、財産、自由、人権などを守り抜くには、お題目ではなく物理的な力によるバランスが必要だ。
 
 そんな中での今回の首相談話である。
私には、物足りなさが残ったが、諸事情を考えれば止むをえない面もあったろう。
 
外野に居ての批判は楽にできるであろうが、先鞭をつけたのは村山氏だ。
少しは、その発言に対して責任を持っていただきたい。