大騒ぎは何だったのか

侵略、反省、植民地支配、おわび、この4つのキーワードが、今日の安倍総理の談話ではすべて盛り込まれていた。
 
 とりあえず、中国や韓国といった、何かと我が国へいちゃもんをつけてくる国へ、この談話で一区切りしょうと考えたのか。
 
 とにかく、村山談話、小泉談話を踏襲する形で落ち着いた。
 
私の個人的な思いは、肩透かしを食ったなあという印象である。
 
特に侵略という言葉は、未だに侵略の定義が曖昧なまま、我が国が不用意に使うことはどうなのか。
 マッカーサーGHQの最高司令官は、アメリカの議会ではっきりと、あの戦争は日本の自衛戦争であると言った。
満州での戦いも、日本が一方的に侵略したかどうかは、もう少し詳しい歴史の検証が必要なのではないか。
 
 まあ、村山談話を踏襲すると言う姿勢を、明言してきたので反省もおわびも入れての首相談話となったが、少しあっけない印象に終わった。
私はもう少し、斬新な談話にまとめられているのかと、その点の期待をしていたのだが、仕方がないのか。
 
 あとは、うるさい近くの国がどう言ってくるかである。
その経過を気守りたい。