首相談話

今朝のニュースでは、今進めている首相談話の内容に先の戦争でアジア諸国に対して「おわび」という文言を入れることの検討を決めたと、伝えている。
 
 50年のときの村山談話、60年の小泉談話と反省やお詫びの文言を散りばめて、発表されたのだが、そのことで我が国と近隣諸国(特ア三国)との関係は良くなったのか?
 インドネシア、フィリピン、マレーシア、タイ、ビルマなどの東南アジア諸国とは、それ以前から関係は修復され、この特ア三国のようなしつこさは全くと言ってよいくらいないといえる。
 
 結局、アジアの国々と言いながら、中国、南北朝鮮へ気を使っただけの文言だと言える。
 今回の談話にこの「おわび」の文言を入れたから、それで関係が修復されて極東アジアの平和の為の話し合いが進むと言うことは、誰一人信じていないだろう。
 
それより、日本は「おわび」の言葉を首相談話として入れてきた。
やはり俺たちが言ううとおり、悪いことをしたのは日本だ。
日本に責任を追及すべきだ。
まだ、これまでの戦後補償では、足りないからもっと多くの賠償金を払わせよう。厭だと言ったら、首相の談話ではっきりと「おわび」したではないかと攻めよう。
これこそ、日本が我々に悪いこと、迷惑をたくさんかけた証拠だ。
おわびで済むなら警察は要らん。おわびというならもっと金を出せ。
 
 こんな、態度が見えてくるのは私一人だけなのであろうか。
もう、これまで歴代の総理が、米つきバッタのように何度も頭を下げて「おわび」を繰り返している。
 政府の要人や総理の周囲の人々、与党の幹部などは、いつまで「おわび」を続ければ良いと考えているのか。
 
 今、大東亜戦争は、新しく発見された資料、証言者などにより当時の我が国の立場が見直されている。アジアの南に侵攻して行った結果として、オランダ、イギリス、フランスなどの植民地として搾取され続けた国々に、独立の気運を高めさせ行動の原動力になった日本の姿勢は、尊敬にも変わっているのだ。
 
 あのGHQの司令長官であったマッカーサー元帥も、あの時代の日本が起こした戦争は自衛戦争だったと、回想録か何かで書き残している。
 
 我が国は、アジアの平和を維持するために、未来志向を重視して近隣アジア諸国と連携し、協力する体制を築くべきである。