劣化する国会議員

最近国会議員の不用意な発言を良く耳にする。
ただし、今、野党がここぞとばかり攻め立てている武藤議員のことではない。
武藤議員の発言は、そんなに目くじらを立てて攻め立てる内容ではないと思う。
 
 しかし、今朝のネットニュースで毎日新聞の記事だったか
自民党の愛知選挙区の熊田裕通衆議院議員(50)と、東京選挙区の中川雅冶参議院議員(68)の問題は、お粗末な上国会議員の風上にも置けないと思う。
 
 熊田議員は、公式サイトで自分の若いころのやんちゃぶりをご披露したらしい。
学校で、生意気に見えた妊娠中の女性教師をトイレに閉じ込め爆竹を投げ入れた。
胸がすっとした。と、このようなことが書かれてあったらしい。
 
 一方中川議員の方は、善家衆議院議員橋本聖子参議との懇談会か何かで、学生のころ同級生の服を脱がし素っ裸にして、服を教室の窓から外へ放り投げた。
 その頃流行りのテレビドラマから「ベンケーシーごっこ」と名付けて、やっていたと対談ブログで発表したらしい。
 
 これらの記事を見た人々から、これはいじめを助長するのではないかとの、疑問や批判を浴びて騒動になっているとか。
 
 国会議員は言うまでもなく、国民から選挙で選ばれ負託を受けた存在だ。
常に国民のお手本になる行動や発言が要求される。
それなのに、いい年をしてつまらぬ”自慢話”(本当は自慢話とは言えない)を公表する感覚というのが理解できない。
 
 今、国政は安保関連法案を参議院で審議中だ。
我が国の防衛に関する重大な懸案事項の審議の最中に、政府の足を引っ張るような行いは、猛烈な反省と共に謹んで欲しい。
 
 それにしても、我々の代表たる国会議員の頭の中は、こんなにお粗末なのであろうか。こんな輩がそれぞれの委員会で、重要法案の審議に加わるという図式を頭に浮かべると、それこそ、こちらの頭が可笑しくなりそうだ。
 
 野党の中にも、不届きなのやお粗末なのがうじゃうじゃ居るのだが、与党議員は特に失点することに気を配り、精進してもらいたい。
 
ついでに、選挙民は次の選挙のとき、こんな人に一票を投じるのはやめにしていただきたい。