若者とこの国の行方

昨日のフジテレビPM2:00からの「直撃LIVEグッディ」という番組を少しだけ見た。
その中で安藤優子キャスターが、街に出て外の様子をルポするコーナーに芽が止まった。
 
 安藤キャスターは、国会前で安保関連法案反対を唱えてデモしている人々にマイクを向けて意見を聞いていた。
その人々の構成は老若男女が混じり合い、私のように60年、70年安保闘争を知っている世代からすると、いかにも静かで、これが反対闘争のデモ?と疑うような光景をカメラは映していた。
 
 安藤キャスターは、主に若い男女の意見を聞こうと、大学生の女の子や若いサラリーマンの男性などに、マイクを近寄せ話を聞いていた。
 
 その若者たちから帰ってくる言葉は、マスコミや共産党民主党の意見とほぼ同じで、現実の国際情勢を無視した説得力の無い感想が返ってくるだけであった。
 
 今、学生たちがSEALDsという組織を作り、ネットを通して仲間を募るかして、安保反対の行動を起こしている。
 組織の中心には、どんな人が要るのか知らないが、街頭でテレビに映る若者の顔を見ると、ファッションの一環で参加しているような錯覚にとらわれる。
つまり、どの若者の口から発せられる言葉も同じで、金太郎アメ状態。
どこに自分ならではの意見があるのか解らないし、意見を述べる理由に説得力が無いのだ。
 
 ところで、あるネットの投稿者から、次のような話が伝わってきた。ぜひ、紹介しておきたいと思う。
 
 「次男の中学の社会科教師が
  『君たちが18歳で選挙権を持ったとき、安倍さんに入れたら戦争になる。
   そのとき、兵隊に行くのは君たちだよね。
   戦争に行きたくなければ、自民党以外に入れることだ』
 と、教えたそうです。
 教師がこんなことを言っていいのでしょうか?
 学校に抗議するか教育委員会か、どこが適切かな
                                2015,6,25      」
 
 私は、先日選挙権が18歳に引き下げられたことで、今後(特に来年の参議員戦挙
の前)学校での授業中に、このような違法といえる教師の活動が活発化するであろうと、危惧している。
 
 上のネットでの投稿の話では、この教師の話にウソがある。
「安倍さんに入れたら戦争になる」どこからこんなウソが出てくるのか、この教師に聞いてみたい。
次に「その時、戦争に行くのは君たちだよね」これも飛躍し過ぎた真っ赤なウソだ。
 
 教師は、中立性を重んじて、生徒に自分の意見を刷り込むなどの行為は、ご法度のはずだ。
 この教師は、平気で法を犯し、それだけでは済まぬと生徒にウソの話を聞かせる。
教育現場で働く資質に欠けるとんでもない教師だといえる。
 
 私が心配するのは、このような教師の例は全国津々浦々で聞かれると言うことだ。
生徒にウソを刷り込んで、何ら罪の意識を持たない。抗議すると反省はなくて感情的に反論してくる。
 
 このような不届きな教師に洗脳された生徒が、大学や専門学校へ進学すると、そこで牙をといでいたSEALDs(シールズ)のメンバーのエジキになるという図式が頭に浮かぶ。
 
 文科省は、高校の社会科で歴史総合という科目を必修として、近現代史を習得してもらうと、昨日のニュースは伝えていた。
 しかし、全ては教師の胸一つ、さじ加減で授業の内容や方向性が決まる。
 
 我々は、教師の動きやどのような授業が行われているかを、チェックする機能を得た上で、生徒たちを見守っていかなくてはならないだろう。