嵐が去って…
台風11号は今朝日本海で、低気圧になったとニュースは報じている。
私の住む地域は、台風の西側にあたり殆ど被害をもたらさなかったが、進路の東側にあたる地域では、大きな被害をこうむった方々も居るようだ。
謹んでお見舞いを申し上げたい。
9月には、法制化されて日本とアメリカなどの同盟は、さらに強化され我が国の防衛、戦争の抑止などでこの法案の効果が期待される。
こちらでも、反対の嵐が去り、人々の関心は新国立競技場の建設などへと移っている。
今度の法案の審議で、私は何度も岸内閣のときの60年安保や平成4年のPKO協力法が成立するときの様子を思い出した。
60年安保の反対闘争は、多くの国民を巻き込んで群衆が国会を取り巻き、デモに参加した女子学生が命を落とす惨事まで起こった。
しかし、どちらの法案も現在では、国民の大多数が支持している。朝日新聞などが反対運動の先頭に立ち、煽りに煽ったが朝日のもくろみは見事に裏切られた。
今回も国会での審議の様子を、マスコミは特別委員会の委員長を取り巻く民主党議員の姿などを映して、国民に伝えていた。
国会の本会議のとき、国会の外ではたくさんの群衆が反対のプラカードを掲げてシュプレヒコールをあげていた。
面白いのは、主催者発表が10万人で、警備にあたった警察は6000~7000人という発表であったこと。
10万人と7000人では、差が大き過ぎる。
ブログ仲間の送ってくれた映像で、グレイのコンサートの様子を写した写真が掲載されていたが、20万人のファンが集結していた。
10万人と言えば、この半分かと思い想像を膨らませたが、どう考えても10万人の群衆の行動とは重ならない。
反対運動に集まった人の数を、カウントしたわけではないので、何を根拠に10万人と発表したのか解らないが、可笑しな話である。
ところで、マスコミはこれからも大衆を誘導することは容易いことだと考えていたら大間違いだと、警告したい。
今は情報を得るための媒体は、新聞やテレビだけではない。
ネット社会に突入して、これまでのマスコミの世論操作は、難しくなるばかりなのだ。
今回の反対運動に参加した人々を分析すれば
○ 自分の名を売りたい(売名行為)
○ 日本を敵国へ売り渡したい(売国行為)
○ 9条を妄信していて、国防の何たるかが解っていない
○ 武器を持たない、無防備だと平和が保たれると、思いこんでいる
○ 有名な人が反対の先頭に立っているから、賛同する
○ 自分の考えが持てず、付和雷同する
まだまだ、ありそうだが思いついたことを書いてみた。
ネットで、しっかりした情報を得た人々は、かなり冷静に事態をとらえているが、訳も解らず反対を叫ぶのは、大衆の中でも救いようの無いバカだ。
今の世の中は、この救いようの無いバカがどんどん減っている。これは、ネット普及の効果であろう。
救いようの無いバカは、すでに絶滅危惧種なのだ。
大手マスコミはここのところを、しっかりとれ得ることができないと、衰退の一途をたどるのではなかろうか。