話題が次々に

 一つは、新国立競技場の建設について。
もう一つは、芥川賞の受賞というか、選考についてだ。
 
 競技場の問題は、建設費が高過ぎるという国民の大多数が思っている問題。
 
 何しろ高さ世界一のドバイの何とかいうビルディング。800メートルを超える天まで届きそうな高層ビルの建設費が、1800億円くらいだ。
 
 2520億円という膨大な建設費の内訳は国民には知らされていない。
オリンピックの関係者が、これでいいだろうと決めた根拠も解らないままだ。
森嘉朗元総理は、3000億かかってもとか言ったそうだが、負担はすべて国民の納税に頼ることになる。
 
 今日の総理と森氏の会談のあと、この建設計画は白紙に戻すことで落ち着いたらしい。当然とはいえ、とにかく国民の怒りはいくらかは治まるだろう。
 少なくとも私は治まった。あとは、誰もが納得するような建設計画を進めて行って欲しいものだ。
 
もう一つのわだい。芥川賞がお笑い芸人の又吉さんの作品と、もう一人の方の作品に決まった。
 この受賞に関して、報ステか何かでキャスターの古館一郎が
最近は芥川賞本屋大賞の境い目が無くなったような発言をしたことに、各方面から不適切な発言ではないかと、疑問の声が上がっているらしい。
 
私は、報ステなど見ないから、彼がどんな発言をしたのか知らない。
しかし、芥川賞は純文学の短編に授与される文学賞で、錚々たる作家や見識の持ち主が審査員に名を連ねている。
方や、本屋大賞は書籍の販売関係者が選ぶ大衆文学で、この二つを同列で批評したり扱うこと事態、可笑しな行為であると言える。
 
 それを、一緒に論じたり扱かったりすれば、双方に大変失礼なことになる。
古館はしっかり読んで、このような発言をしたのか。
 作者の又吉氏がお笑い芸人だということで、小馬鹿にしたのであれば相当な侮辱である。
 
 誰が書こうが、良いもの良いのだし、プロの作家が何人も目を通して選んでいることを、専門外の人間があれこれ口を出すことに、多くの人は嫌悪感を抱いているのではなかろうか。
 
 私は、彼がプロレスの実況を担当していたころから、嫌いなアナウンサーであった。
プロレスというショーを、ことさら大げさに言葉で飾り立て実況する。
あの行為が嫌いだった。
 
 今では、政治や文化などを代表するようなしたり顔で喋りまくる。
何か一人でのぼせあがっているのではないか。
 
 これからしばらくは、古館バッシングが続くのではなかろうか。