アメリカの闇と人種差別
先日の21歳の白人青年による銃乱射事件での、南部の旗が話題になった件である。
民族差別、人種差別は世界中どこの国でもあるし、いつも悲しい目を見るのは、少数民族である。
敬虔な仏教徒がほとんどのミヤンマーでも、国籍も与えられない少数のイスラム教徒が、ボートピープルとなって、インドネシアなどを目指し遭難。多くの子どもや女性が犠牲になっているニュースが、日本にも伝わってくる。
アメリカの話の戻るが、白人が大量の武器を持って新大陸に上陸。
原住民のインディアンを制圧して土地を奪う。
原住民は狭くて過酷な居留地へと追いやられた。
南部の綿花の栽培地では、船に乗せられ故郷から強制的に引き離されたアフリカ系黒人が奴隷となって、悲しい歴史を刻んだ。
ただし、これは表面的な現象であって、白人の気持ちの中にはアメリカ人に限らず白人至上主義というものが、根強く生き残っている。
オリンピックで日本人が活躍すると、すぐにルール変更が行われ、次から日本人が不利になるように仕組まれることなどもその一環であろう。
世界に本当の意味での平和が訪れるのは、人間のそのような行為がいかに愚かなことであるかに多くの国、多くの人々が気付いてからであろう。
その頃には地球という星に、人類が生息できる環境が残されているのであろうか。