ご飯の話

昨日は、家内の里へ出かけて、預けている玄米を30キロほどもらって帰った。
 
 家内の里は「耶馬渓」という山あいにある、風光明媚なところだ。
秋の紅葉の季節が訪れると、片側一車線の道路は車で埋め尽くされ、渋滞がひどくなる。
 今の季節はどこも田植えが終わり、道の両側に続く田園地帯は植え付けが終わった田んぼのイネが成長して、風に揺れてのどかな風景を演出してくれる。
 
 私は田舎で育ったせいか、お米のご飯が大好きだ。
20年くらい前から、ご飯は私が炊かなきゃあ気が済まなくなって、これだけは一日も欠かしたことはない。
 
 家内の名誉の為(?)に、書いておくが家内が炊いたご飯が不味いのではなくて、私流に炊き上げなければ気が済まないだけだ。
 
 まず、お米の種類を選定するのは当然として、次に大事なのが玄米の保管だ。
幸い家内の里では、一年分の玄米の品質が落ちないように、大きな玄米用の冷蔵庫が設置されている。
 
 片道50キロの道を、我が家の玄米が無くなるたびに取りに行く手間は、美味しいご飯を炊き上げる為には、欠かせない作業だ。
 
 最近は、子どものところに送ることがあるので、市内の精米機を設置しているところを利用することが多いのだが、以前は食べる分だけを精米して炊いていた。
今も、子どものところに送る必要が無いときは、家庭用の精米機で白米に変える。
 
 胚芽が落ちない程度に、5分づきくらいに仕上げるのがコツである。
 
お米を研ぐときは、白米がぬか成分を吸いこまないように、一気に研ぎあげる。
 後は水加減が大切だ。
水は、最近はアルカリイオン水に頼っているが、飯田高原に出かけることが多くなると、高原の湧水を利用する。
 
 友達から聞いたところによると、炭酸水で炊くと美味しいご飯ができるとか。
まだ、試していないので、次は飯田高原のあちこちに湧いている天然の炭酸水を汲んでくる予定だ。
 
 研ぎあげたお米は、30分ほど水にかして電気がまのスイッチをいれる。
さて、そろそろその時間がやってきた。
お昼には美味しい御飯が炊き上がっているように、スイッチを入れるとするか。