AKBの内山奈月に・・・

 自民党はAKBのメンバー内山奈月を国会に参考人として招致し、選挙年齢引き下げについての意見を聞こうと、試みたらしい。
 本人のスケジュールが合わず、党内からもアイドルを招致することで、パフオーマンスのそしりを受けかねないなどの意見が上がり、断念したとか。
 
 AKBの内山奈月と言えば、高校3年生だった昨年のAKBの研究生の武道館コンサートの際、ステージで憲法の条文を暗唱してみせ、ファンを驚かせたエピソードの持ち主らしい。
 
 そこに目を付けた共産党が、赤旗の日曜版でのインタビューを企画して、内山奈月に対談に出てくれと持ちかけた。
 プロデュ-サーの秋元氏が、OKを出して赤旗日曜版の紙面を大きく飾ったらしい。
 
 私は赤旗はもちろんのこと、新聞と名のつくものを購読していないから詳しいことは言えないが、内山は「憲法は奥深い・・・」とか言って、赤旗の編集者や読者を喜ばせたようだ。
 
 さて、自民党の先生方が、そんなAKBのタレントを国会に参考人招致しようとした意図はどのあたりにあったのか。
 赤旗の二番煎じを狙ったのか、AKBのメンバーという若者への発信力に期待したのか、そのあたりが良く判らないが、今の国会は安保関連法案を巡って、野党との舌戦の真っ最中だ。
 
 数の力で強引に押し切ろうと思えば、それも可能であろうが、出来ることなら丁寧で詳しい説明をして、野党議員はともかくTVを通して成り行きを見ている国民を一人でも多く納得させることに専念して欲しい。
 
 タレントの国会招致がいけないことだとは思わないが、誰を招致するかはしっかり吟味することをお願いしたい。