都構想、否決を評価しないが、多数とは

産経新聞とフジTV(FNN)が23,24日に行った合同調査で、
大阪都構想に対する結果を調べた。
 調査によると、否決した結果を評価しないとしたのは46,4%、それに対して評価すると答えた人は39,6%で、住民投票の結果とは、逆の現象になったという。
 
 今頃、そんな結果が出ても、仕方がないのだが、大阪市民の意識はどうなんだと、
わけのわからない想いがしている。
 
 都構想はなぜ否決されたのか?
その原因をああだ、こうだと、”論客”が分析しているが
総じて、高齢者が自分たちの既得権益を守るために、ノーを突きつけたことが反対派が勝利した、という意見が多いようだ。
 
 それが本当だとすると、何のことはない。年寄りのエゴイズムに都構想が敗れたということになる。
 
 年寄りは、何年後かにやってくる危機的な大阪の姿など想像することができないのか。はたまた、自分たちが先に逝く。後のことは知るか。との想いが、反対行動となって現れたのか。
 
 いつも思うことだが、若者の世の中が将来どのように変わるかということへの気持ちの希薄さが気になって仕方がない。
 すぐ先に、自分たちが社会の中心になって、世の中がまわる時代がやってくる。
その時に、住みやすい環境を整える。無駄を省いて多くの人が納得する社会の実現を目指すなど、やり遂げることは山ほどあるだろう。
 
 それを実現するには、まず、投票所へ出かけて自分の意思が詰まった一票を投じることから始めなければならない。
 それなのに、無関心の若者が多すぎるのではないか。
 
 この度の住民投票でも、多くの若者が行動を起こしておれば、どのような結果になったか。
 今頃になって、”否決したことは評価できない”と言っても後の祭りだ。
 
そして、近い将来、必ずそのことがブーメラン効果になって跳ね返ってくるだろう。
 
 若者よ、もう少し利口になってくれ、と、言いたい。