南シナ海での日本とフィリピンの軍事訓練

離島防衛や領海での他国との衝突を想定して、日本はフィリピンとの合同軍事訓練を行うようだ。
 当然、南シナ海で我が物顔で岩礁を埋め立て、航空機が離発着できる飛行場を建設中の中国の動きを想定しての合同訓練であろう。
 
 この後、日本はベトマムとの合同訓練も予定しているという。
 
今や大国が力による現状の変更を強引に行おうとすれば、一国だけの対応では何も力は発揮できない。
 
 何もできないから、ただ、傍観しておればよいかと言えば、それを良いことに覇権国家はどんどん既成事実を積み上げてくる。
 
このような国には、国際法などは通用しない。
はじめから相手国をなめきって、文句があるなら力で対抗してみろと、まるで国家が暴力団になったような姿勢で逆に文句を言ってくる。
 
 日本の左翼は、先の大戦中韓や東南アジア諸国に多大な迷惑をかけた。日本はきちんとした反省と謝罪を述べるべきだと、機会あるごとに発言する。
 
しかし中国による今の南シナ海の様子や尖閣諸島の領海侵犯などについては、この連中は一言も触れない。
 この姿勢はマスコミも同じだ。
 
今やフィリピンやベトナム、タイ、インドネシアなどの諸国は、どの国が自国に災いをもたらし、どの国が味方してくれるかを、知りぬいている。
 
 こういう現状にには目をつむり、日本政府の対応に非難を集中させる連中とマスコミはどんな狙いでこう言った姿勢を繰り返すのだろう。
 
 韓国のネットユーザーの一部は、あくまで反日の姿勢を崩していないが、東南アジア諸国が日本にはびっくりするほど友好的なことを知り、日本はアジアの嫌われ者の国ではないのではないか。
 嫌われているのは自分たち韓国なのではと、懐疑的になっているとか。
 
 日本が戦後70年にわたり、平和を維持しながら経済発展を遂げ、近隣の国々への支援の手を差し伸べてきた努力が多くの国へ認められたということだ。、
 
そのことに意識的に触れようとしないで、やれ反省が足らない、謝罪せよと言い続けることへの疑問はわかないのであろうか。
 
 中韓も日本の一部の反日的学者やマスコミも安倍首相の戦後70年談話で、何が語られるのかを注目している。
それに侵略や反省、謝罪という言葉が無ければ、また、蜂の巣をつついたように大騒ぎするのだろう。
  
しかし、客観的に国際情勢をみれば、日本を良く理解してそのようなことにこだわらず、共同歩調をとっていこうとする国々が着実に増えて行っているという事実こそ重要なのだと思う。