またもやいちゃもんをつける反日メディア

先日(22日)インドネシアで行われたアジア・アフリカ会議(AA会議)での安倍総理の演説に、早速朝日新聞がいちゃもんをつけた。
 
 演説の中で、安倍総理は「侵略」「お詫び」という言葉を使わなかったとか、暗に中国の力による現状変更を非難したことを批判的に社説で述べていた。さらに「国際社会から信頼と敬意を失う」と。
 
 私にはアジア・アフリカ諸国の平和と安定を願い、未来志向で切々と訴えた総理の演説は、立派なものとしてとらえたのだが、どうも朝日新聞やテレ朝、TBSなどのメディアは何が何でも侵略やお詫びの言葉を演説の中に入れてもらいたかったらしい。
 
 10年前の小泉純一郎総理は「植民地支配と侵略」への「痛切な反省と心からのお詫び」を表明した。
 
 それが今回の安倍総理の演説では、同じ文言が欠けていた。
それが「肩すかしを食った」という批判記事になったのか。
 
安倍総理は今回小泉元総理とは、同じ表現をしなかったが「大戦の深い反省」や「侵略や武力行使で他国の領土を侵さない」ことを明確に表現した。
 
 この文言の変化にすぐさま反応したのが、中韓や朝日などのメディアだ。他の諸国は概ね安倍総理の演説を素晴らしいものととらえていたのに、関係諸国の信頼を失うとはどういうことか。
 
 一方、場内に安倍総理の演説が始まるとの放送が流れた直後、中国の習近平主席が席を立って会場から出て行った非礼きわまる行為に対しては、どのメディア(産経新聞を除く)も批判どころかその事実を報道していない。
 
 さらに、経済的、軍事的に台頭する中国をけん制したスピーチの部分は高く評価されるべきなのに、暗に中国の覇権主義を批判したととらえたのか、安倍総理への批判一辺倒だ。
 
 大切なのは演説を通して関係諸国との絆を強めることができるかどうかである。
その点から考えても、信頼を失うという見方は見当外れだと言わざるを得ない。