教科書は、子どもたちへ真実を語れ
前回に続いて教科書で伝えて欲しいことを述べてみたい。
それは、東京裁判の真実である。
それに呼応して中国や韓国が、内政干渉してくる。
この図式がもう何年続いているのか。
大人たちもマスコミや評論家の一部が述べることを鵜呑みにして「それはけしからん、総理の靖国参拝には反対だ」などと言い出す。
その想いを決定させるのが、現行教科書に書かれた内容だ。
教科書に書かれているから、先生の話は本当のことなのだと・・・。
このあたりで話を戻そう。
結論からいえば、東京裁判は法律的には無効であること。
つまり、どんな罪でもそれまでに法制化されている範囲でしか裁けないのだが、東京裁判では平和に対する罪なんてものはないのに、この裁判用に急きょ造った法律だということだ。
そんなことが通れば、ときの権力者が憎い相手を、ありもしない罪で裁き、法律の公平性は消し飛んでしまう。
東京裁判での大きな問題は、裁いた側の人間の中に法律の専門家はインドのパール判事ただ一人であったことだ。
A級戦犯を裁くとき、このパール判事一人だけが、無罪の判決意見を述べたが、残る素人の裁判官はみんな有罪の結論を出した。
結局、東条英機氏他、多くの人が絞首刑になった。
この中には、完全な民間人であった広田弘毅氏も入っていた。
沖縄では、兵隊、非戦闘員の区別もなく火炎放射器で多くの人々を焼き殺した。
それは、彼らが戦勝国だったからだ。
勝利した連合国側が、敗戦国の日本をありもしない罪で裁いたのが東京裁判だ。
サンフランシスコ講和条約を結び、日本の独立が認められる条件として、この裁判の結果を認めることが示された。独立を餌にこの不当裁判の結果を、泣く泣く承知させられたのが真相だ。
私が主張したいのは、この裁判の真実を教科書を通して子どもたちが学べるような環境づくりが必要であるということだ。
教科書の中で東京裁判に触れた部分はほんのわずかである。
論調はもちろん、日本の軍人が無理やり戦争を進めて、近隣諸国に多大な迷惑をかけた。その結果多くの戦犯が裁かれた。
と、まあ、この程度の記述である。
これでは、子どもたちは日本は昔こんなに悪いことをして、周りの国々に迷惑をかけた悪い国なのだと、真実と違ったことを頭に刷り込んでしまう。
私の周囲には、そんな犠牲者がたくさんいる。この現象は全国的なものであろう。
この記事を書いていくうち私の頭の中は燃えたぎってきた。中途半端であるがこの辺でやめておこう。