無法がまかり通る・・・

 政府と沖縄県知事の、辺野古埋め立て問題での対立は決定的な様相を見せている。
 
沖縄の翁長県知事は、もともと自民党県連の幹事長だった人。
 
基地反対を訴えて当選したのだから、本心はどうであれ出馬のとき口にしたことを覆すわけにもいかないだろうし、一沖縄人として本土政府の沖縄に対する基地負担についての憤りなど、複雑な想いも絡んでいるのであろう。
 
 私が疑問とするのは、これらの問題に関してのマスコミの取り扱いの態度である。
 
 どこから押し寄せたのか、「プロ市民」と呼ばれる基地反対の連中の、法を無視したやりたい放題の行為を糾弾するような放送や記事にお目にかかったことがない。
 
 キャンプシュワブでの山城なんとかが、基地入り口にひかれた黄色の線を越えた、越えないでいざこざがあったり(これは後日の撮影された映像で山城某の違反がはっきりした)フェンスに反対のキャッチフレーズを書いたビニールテープをまきつけていったりのやりたい放題が、マスコミでは全く取り上げられないのだ。
 
 辺野古周辺では、住民の生活道路が反対派の違法駐車で、市民生活にも迷惑を及ぼしている。
 
 辺野古の人々が埋め立てに、こぞって反対しているのならともかく、住民で反対運動に参加しているのは、わずかな人数(ひとけた)らしいのだ。(名護市の有力者の話)
 
 辺野古の海を埋め立てる問題について、マスコミはこのような反対派の目に余る行為や沖縄から米軍の撤退をもくろむために暗躍している中国などとの関係を調べて発表するといった、バランスのとれたニュースを配信すべきである。
 
 与那国島住民投票でも、レーダーの電磁波が住民の健康を損なうなど、反対派はわけのわからぬことを、反対意見の理由とするのが得意であるが、辺野古においても、やれ、サンゴが破壊されたとか、ジュゴンの海を守ろうなどと大声で叫ぶ。
 
 国防とジュゴンを比較したとき、どちらが大事かは誰が考えても結論は同じだ。
 
ジュゴンはどこかへ移住して、辺野古の環境が良くなったところで戻れば良い。
 
サンゴの破壊にしても、いつぞやの朝日新聞のサンゴを傷付けた行為とは、次元がことなる。朝日の事件は故意に傷つけ、それを自社の大きなニュースとしてでっち上げた悪質な行為だ。
 
 コンクリートブロックがサンゴを破壊したとはいっても、故意ではあるまいし、そんない大騒ぎするほどのことでもない。
 サンゴが再び繁殖するようにあとのサンゴ育成プログラムを識者で検討し、実行すれば年月はかかるかもしれないが、サンゴの海は復活する。
 
 地元住民(名護市、辺野古)の気持ちを踏みにじり、大勢押し寄せて我が物顔で反対運動をする連中を辺野古の人は迷惑に思い、恐怖さえ抱いているという。
 
 このような実態を日本国民に知らせることこそ、マスコミの責任ではないのか。