チュニジアの夜とテロ

 今朝はチュニジアでテロがあり、日本人が3人死亡、3人が負傷したとの
 
ニュースが何度も流れている。
 
 まだ、詳しいことは判らないのだが、どんな状況でどのような人々が犠牲になったのか。
 
チュニジアの博物館近くでの惨劇ということから、犠牲になったのは観光客?
 
 その後、犯人たちは博物館へ侵入して観光客の人質を取り立てこもった。チュニジアの部隊が突入して犯人二人を射殺して事件は終息したらしい。
 
 この事件で外国人17名とチュニジア人2名が犠牲になったとか。
 
 ジャスミン革命と呼ばれた政変はこの国から始まり、その後エジプトやリビアに飛び火した。
 エジプトやリビアはその後、政治的混乱に陥ったが、チュニジアに関しては世俗派の政権がうまく機能していたように思っていた。
 
 しかし、この国の不満分子の中からISへ参加したり、国内の政変をもくろんだりする
チュニジア人は相当の数にのぼるのであろう。
 
 私はチュニジアと聞いてすぐにジャズの名曲「チュニジアの夜」を思い出す。
 
 確か、1940年代前半、チャーリーパーカーなどによるジャズのビーバップ革命が
 
産声をあげるころ、トランペットの名手デイジー・ギレスビーが演奏した名曲だ。
 
 その後ビーバップからハードな演奏へとジャズは変貌をとげたが、「チュニジアの夜」はスタンダードナンバーになってしまった。
 
 コンボ演奏やオーケストラ演奏など、後に続くものがいろいろ名演奏を残したが、
 
この音楽から浮かぶのは、チュニジアとテロが結びつかないことだ。
 
 事件の真相はいずれ判ってくると思うが、北アフリカの不安定要素が気になる。