嘆かわしい

 今朝のTVは、ハト山由紀夫元総理のクリミアでの発言を報じていた。
 
 ハト山氏は、クリミアの住民投票に賛意を示し、ロシア政府の関係者から
 
盛んに称賛の態度を示されてご満悦の様子。
 
 普通の民間人が出かけての発言ならば何ということはないのだが、
 
日本の元総理の肩書での発言であるから、問題は大きい。
 
 日本は、アメリカやNATO加盟の欧州諸国と、共同歩調をとって
 
対ロシア政策を進めている。
 
 先日も書いたが、この男はどこまで日本政府の足元を混ぜくれば
 
気が済むのだろうか。
 
 そして、自民党の二階総務会長。
 
 慰安婦の問題について、「この問題の処理はまだ済んでいない」と、
 
韓国よりの発言をしていたが、日韓国交正常化の際この問題を含めて
 
すべてが終わっていることは明白なのに、こうした発言が出てくるというのは
 
どうしてだろう。
 
 もともとこの男は、中国、韓国よりの自民党議員であることで有名だが、
 
慰安婦問題での日韓の折衝は終わっている。日本は慰安婦の補償問題も
 
含めて、国交正常化の際、膨大な戦後補償を行っている。
 
 これがその後の韓国の経済復興の原動力になったことは、誰もが認めるところだ。
 
 慰安婦保障は、我々に任せてくれという韓国の要求を認め、保証金を日本が支払ったのは50年も前のことだ。
 それを韓国政府がどう処理したかは、韓国の内政問題で日本が巻き込まれることはないはずだ。
 
 二階俊博という議員が、なぜこの期に及んで韓国寄りの発言をするのか。
 
ハト山氏は2度と国政復帰はできないだろうが、二階も同じように国政から遠ざかるべきで、あとは選挙民の良識にすがるしかない。