サンデーモーニングとそこまで言って委員会

論じることはできないが、見ていて盛り上がりという面からは
大きな隔たりを感じる。
 
かたやその時々の時事問題、世相を評価しながら問題点を真面目に論評しあう、
そこまで言っての方は、バラエティ色を前面に押し出した娯楽色強い番組。
 
サンデーの出演者の意見は、誰も大同小異ではじめから結論が見えている。
ときどき、番組構成者の想いと違う方に発言が流れそうになると、司会の関口がなんとか自分たちの思う方向に誘導しようとの魂胆が見え見えになる。
 
そこまで・・・の方は、孤軍奮闘の田島陽子氏の存在で、盛り上がり方が違ってくる。
彼女のピント外れの意見、しゃにむに日本を悪者にしょうと論陣を張る姿には、番組を盛り上げる「大アッパレ」をあげても良い。
 
まあ、バラエティ番組と割り切ってみれば、田島氏のハチャメチャな意見も御愛嬌だ。
 
ところで、今朝の「サンデー・・・」では、涌井氏だったと思うがIS対策で、日本は
ニュートラルの立ち位置が望ましいというような、意見を述べていた。
 
 ISという残虐な行為を平気で行う犯罪集団。それに対する日本国としてニュートラルの立ち位置とはどういうことだ。
 
 強盗、誘拐の極悪犯人が立てこもっている時、どちらにも加担しないニュートラルの立ち位置をとるのが良いという考えと変わらないではないか。
 
国家としては、毅然とした態度で犯罪を犯した連中に立ち向かうことこそ、国家が国民に対して責任を全うすることだ。
 
涌井氏の意見に「しかし、私はこう思う」という反論がなされない。これがサンデーモーニングという番組の特徴だ。
出席者がみんな同じ意見で、シャンシャンと手打ちをしてハイお終い。これでは盛り上げるわけがない。
 
私は、不快な想いが身体に充満して、TVのスイッチを切ってしまった。