きれいな空気

風はやや冷たいが、頭上に青空が広がり久々の好天気。
 
ここのところ、雨や曇天にかかわらず、西から南へかけての山々は
 
霞んでみえていた。
 
PM2.5の汚染マップを開くと、毎日のように「やや多い」か「多い」の
 
表示が出ていて、私の住む地域はオレンジ色の識別表示であった。
 
中国では、春節恒例の花火が派手に打ち上げられ、基準値の27倍を
 
示したとか。
 
幸いこの影響は、日本には全くと言ってよいほど無かったようだが、
 
東シナ海をわたって飛来するPM2.5には、大いに悩まされる。
 
これからはこれに加えて黄砂の季節に入る。
 
黄砂とPM2.5が混ざり合うと呼吸器疾患や肺がんのリスクが高まるという
 
医療関係者も居る。
 
地理的な宿命というか、九州はどうしても大陸から流れてくる大気の
 
影響を考慮して暮らすことになる。
 
中国政府は、枯渇する化石燃料がそう当てにできないと、原子力発電を
 
これからどんどん増やしていくというニュースも聞いた。
 
中国の科学技術のレベルが高ければ、いくらか心配しなくて済みそうだが
 
欠陥を気にせずどんどん作られて稼働を始めれば、新たな脅威が生まれる。
 
自分の世代は仕方がないとしても、我々の次、さらにその次の世代へ
 
負の遺産を残したままで良かろうはずはない。
 
地域紛争などでは、国連は何ら力を発揮することはできないが、
 
地球の環境保全などに的を絞って、リーダーシップを発揮することは
 
できないのだろうか。