与那国島の住民投票

日本の最西端の与那国島自衛隊の沿岸監視隊を常駐させるかどうかの
 
住民投票が22日に行われる。
 
驚くのは、投票権を認められた人々の中に、中学生や永住の外国人が
 
含まれているということだ。
 
 先の町長選では、自衛隊を誘致しょうという立場の候補者が、四十数票差で
 
勝利したため、反対派の町議たちが中学生と外国人にも
 
住民投票の対象者となってもらおうと画策し、強引に判断力も
 
確かでない中学生を政争に引っ張り込んだ。
 
 賛成派は、人口が減り過疎化が進む与那国で、少しでも地元を
 
活性化したい。国境の島故の外国からの脅威に対して、自衛隊
 
常駐して周辺海域をパトロールすれば、いくらかでも安心して暮らせると、
 
住民に訴えかける。
 
 反対派の言い分は、自衛隊が常駐することになれば、
 
アメリカ軍がやってくるとか、レーダー基地の電磁波により健康被害
 
起こる可能性があるなど、わけのわからないことを訴えているらしい。
 
 私がびっくりするのは、反対派が何が何でも住民投票で町民の
 
多数意見を達成しょうとする、ねじ曲がった根性だ。
 
国際情勢や将来の自分たちの生活がどうなるかなど、まだ、
 
勉強の途中にあって判断力もままならない中学生まで動員して
 
住民投票で、自分たちの意見を通そうとする態度はいかがなものか。
 
もちろんこの結果は法的拘束力はないのだが、自分たちの主張を
 
通すためには、何でも犠牲にするという反対派の態度には
 
呆れてしまう。
 
南シナ海のほとんどを自分たちの行動が自由な海域にしてしまおうと、
 
岩礁を埋め立て、滑走路を作ったり、島によっては病院や学校
 
スーパーまで作り、シナ人を移住させる。島の周辺の住民には1日に
 
800円か何かの日当を払って、ジワリ、ジワリ既成事実を積み上げている
 
中国の脅威。
 
南シナ海がひと段落すると、次に狙うのは沖縄に間違いない。
 
沖縄を中国のものにして、自由に太平洋に自国の艦船を往来させる
 
ことができるようになると、中国の覇権の範囲は大幅に拡大する。
 
このような脅威の中で暮らしているわずか人口1500人足らずの
 
与那国島の人々。
 
これこそ、政府は傍観しているだけでは済まされない。
 
国家をあげて国防に備えて欲しいものだ。
 
そして、多くの日本の人々は、すぐそこにある中国の脅威というものを
 
真剣に考えて欲しいなと思う。
 
我々の子どもや孫、さらにその先の子孫のため、この暮らしやすい
 
日本を次の世代へ受け渡すことができるようにと、考えれば
 
売国奴のような考えや行為は姿を消すはずなのだが・・・。