渋谷区の英断に拍手
東京都の渋谷区が、性的マイノリティの人々に対して
結婚相当とするという証明書の発行を決めた。
私はこの渋谷区の英断に拍手を送りたい。
賃貸のマンションなどに入居したくても、未婚の人は
入居できないなど、これまで理屈に合わない現実が性的マイノリテイの
人たちに、悲しい想いをさせてきた。
これだけ世の中が多様化して、いろんな考え方、暮らし方、価値観など
見直される中、日本でも、この問題には顔をしかめる人々が多い。
本当は悩むことなど全くないと思えることなのだが、
世の中の風当たりは、このような立場の人々には温かくはない。
教育の現場でも、耳にタコができるほど”平等、平等”とお題目を唱える人は
多いのだが、制服の改革や体育の授業などのシーンで誰もが鈍感になっている。
そんな世相の中、行政が下したこのたびの英断で、これまで肩身の狭い想いを
してきた人たちが、いくらかでも勇気づけられるだろう。