花燃ゅ(3)

 自分の好きなTV番組を見ている途中で電話がかかってくることが
 
嫌なので、「花燃ゅ」などはほとんどリアルタイムでは観ない。
 
 昨夜録画していた第4回をようやく観ることができた。
 
 今回の主題は、松陰先生の密航失敗事件だ。
 
 アメリカ艦隊の対応や幕府の処置などは、史実に基づいて描かれていたように
 
 思えた。
 
  毛利藩祐筆役、内藤剛志のいかにも守旧派の代表たろうとする
 
 憎まれ役も生き生きと描かれていたように思う。
 
 杉家の当主の苦悩、心の内でははらはらと心配の絶えない奥方役の壇ふみさんなどの演技に思わず引きつけられた。
 
 最後のシーンで、高須久子の白い指が映し出されたが、この演出はどうだったのであろう。
 松陰と久子の関係は、あくまで心のつながりを通じて相手を想う気持ちが強くなっていくはずで、もう少し別の角度から演出を考えたらと、素人なりに想ったりもした。
 
 いずれにしても、次では松陰先生の獄中での講義が,入牢者だけでなく牢屋の番人にも影響を与えていくさまが描かれるのだろう。
 
 松陰先生が安政の大獄で処刑されるまでは、主役の「ふみ」はどうしても脇に追いやられてしまいがちだが、私にとってはその後も今のような気持でこの大河ドラマを見続けられるか自信がない。