日向ぼっこ
朝からよい天気。空を見上げると雲ひとつない快晴だ。
風もおさまり自然に心がうきうきしてくる。
この冬は、12月から寒い日が続いたせいか、季節がひと月ほど
早く推移しているような感じがする。
今日の仕事の準備を早めに片付け、南側の廊下の戸を大きく開け放した。
日差しも元旦あたりに比べると、数段強く感じられる。
縁側の踏み石に足を投げ出しタバコに火をつける。
いつもよりタバコが美味い。
目の前の芝はまだ枯れ草色だが、野ハトがやってきて盛んに芝の根元を
つつきまわっている。
3メートルくらいまでは安全圏と思っているのか、私をちっとも警戒していない。
私が縁側で気分良く日光浴をしている姿に気がついた家内が
コーヒーを運んでくれた。
口元に寄せるとかぐわしい香りが鼻孔をくすぐり、とてもいい気分が体中に広がった。
日常のほんの1ページの小さな光景だが、この平穏ができるだけ長時間続きますように・・・。