どんど焼き

 地域によって呼び方は、とんど焼き、どんと焼きとかいろいろあるようだが、
今日、1月15日は私の住むエリアのあちこちで、家内安全や無病息災を祈って
どんど焼きが行われた。
 
 2週間くらい前から、車を走らせると広い田んぼのあちらこちらに、藁のこづみの
中央に太い青竹を立て、いつでもどんど焼きが行われるような準備ができていた。
 
 昨日はあいにくの雨。
しかも、この時期には珍しく、かなりまとまった雨が降った。
今日のどんど焼きはどうなるのかと、少し気がかりしながら目を覚ます。
 8時には雨が上がり、気温もある程度高い。
 
 車を走らせてみると、雨にぬれてあきらめたのか、誰も来ていないところが
目につく。
 しかし、仕事の段取りなどで延期できないところなどは、渇いていない藁に
乾燥した藁を混ぜ灯油などを少し使って着火するところも。
 
 藁の上には、集落の人が持ち寄った昨年の古くなった”お札”などがたくさん
燃やされるのを待っている。
 
 神官さんの祝詞のあと火がつけられ、炎が勢いよく燃え上がる。
 
 雨のために土曜日に延期したところなどは、学校が休みのため
もっと盛り上がるのだろう。
 こんな行事を繰り返しながら、季節は少しずつ春へと向かっているような気がしてきた。