選挙

 最近、選挙と言えば、期日前投票で済ませることが多かったのだが、
今回は、当日に出かけることになった。
 
 田舎だけに、いつも投票率は高く会場でいろんな知り合いに会う。
 
 心配なのは、マスコミで盛んに喧伝された、20代など若い人の姿が
見えないことだ。
 
 選挙に立候補する人たちは、自分の票にならないことには口をつぐんで
選挙公約にはしない。
その結果、熱心に投票に出かける年配の人たちが、満足する年金や税のこと、
景気回復などの政策を訴える人が多くなる。
 
 原発、教育、国防、憲法問題などなど・・・、票にならない内容には触れようともしない。
 
 その挙句、非正規雇用派遣労働者に対する手厚い政策や
収入格差の問題、ブラック企業対策などが、後回しにされる。
 
 国が抱える借金1000兆円や将来の年金の欠陥などは、すべて、若い人や
その次の世代、さらに次の世代へとツケを回される。
 
 今の国の政策は、老人たちに手厚く、若者に厳しいと思えてならない。
 
 さて、話は変わるが、私たちの投票所は家から歩いて10分ほどの小学校。
私の母校だ。
 投票を終えて帰ろうと、校門へ近づくと立て看板があって、
「当校に用事のない方以外の人は、立ち入りを禁止します。学校長」
と、書かれてあった。
 
・・・なんじゃあ、これっ。この文面だと我々が用事でやってきても
入れないことになるぞ・・・
 
 生徒数200人以上の学校だから、かなりの数の先生が勤務しているはず。
 
 誰も気がつかないのかなあ、・・・。