軍師・官兵衛「石垣原の合戦」

 このドラマもついに「石垣原の合戦」へと舞台は移った。
 
 私の町の誰もが知る豪傑「吉弘統幸」のことが描かれるというので、夕方には市役所の有線放送からそのことが知らされる。
 人工わずか2万そこそこの小さな町では、大きなニュースなのだ。
 
 さて、ドラマの主人公が黒田官兵衛ということで、普通の戦国時代を描いたドラマなら天下分け目の関ヶ原の合戦が大きく取り上げられるところだが、関ヶ原の方は今回はわき役扱い。
 それに比べて九州の関ヶ原と言われた「石垣原の合戦」が、かなりの時間をかけて描写された。
 
 中央では馴染みのない大友方の武将「吉弘統幸」に的場浩司が扮して登場。
 黒田の食客となり黒田家へ恩義を感じていた吉弘統幸の描き方も、私たちが知っている言い伝えをそのまま再現していたようだ。
 
 我が町の高田城、近くに点在する富来城(とみく)安岐城なども少し紹介されたし、別府の石垣原の古戦場などはドラマの終わりで取り扱われた。
 
 次はいよいよ最終回だが、大河ドラマの影響力の大きさを実感した1年だった。