秋たけなわ
寒さが苦手な私は、冬眠を前にした動物のごとく、寒さが押し寄せぬうちにとあちこちを動き回る。
土曜日から日曜日にかけての天候、気温などを見定めドライブ方々紅葉巡りを楽しんだ。
近寄るに従い、渋滞がひどくなる。
「この案配だと、到着するころには紅葉は終わっているかもしれない」と、冗談を言いながら行く先を変更。
先日目にした「平田城」もこの先で、立ち寄る予定であったが今回はあきらめて、国道387号線へと・・・。
この路線は、観光客もあまり押し寄せない、地元の人たちの隠れた穴場だ。
切り立った岩山に緑の松、その周りを取り囲むように楓やハゼの木が葉っぱを赤く染めて、見事なコントラストを作っている。
一か所は、日生ダムの脇、湖面が赤い色で染まりとても美しい。
崖の上に作られた駐車場のそばから見下ろすと、何キロも続く紅葉の帯が見事だ。
あまり知られていない名所なので、訪れている人はわずか10人程度。
みなさん、車を降りたとたんに目に入る光景に感嘆の声をあげていた。
あと数年もすれば、口コミでここの紅葉の噂が広まり、耶馬渓のようになるのかも。
その時は、また、新しい名所を開拓しなきゃあ・・・。