軍師・官兵衛もいよいよ佳境に・・・。

 九州人以外の人は、・・・いよいよ佳境に・・・とは何だ?
 
 秀吉が死んだあとは、関ヶ原の合戦で家康が天下人になり、官兵衛の活躍はとうの昔に終わったと、思われる人も少なくないだろう。
 
 でも、「西の関ヶ原の戦い」と言われる別府市の「石垣原の戦い」は、私たち大分県や福岡県の人々にとっては、いつまでも心に残る大戦さである。
 
 西軍につき大友家(キリシタン大名大友宗麟の家系)再興を狙った豊後の勢力と、九州の東軍代表として資材を投げうち兵を集めて立ち上がった官兵衛の黒田軍の戦いだ。
 
 とくに、その合戦で敵味方として一騎打ちをしたと伝えられる黒田の井上九郎衛門と大友軍の吉弘統幸などは、どこまでが本当の話で、どこが怪しいのかなど、興味はつきない。
 
 ちなみに私は、子どものころ金宗院という吉弘宗幸の菩提寺のすぐ下で育った。
 
 今は、無住の荒れ寺になっているが、統幸の活躍は地元の歌になったりして私たちの心に残っている。
 
 12月7日の放送では、この石垣原の戦いが取り上げられるらしい。
 
 どんな描き方をしているのか、今から楽しみにしている。
 
 それにしても、竹中なおとの秀吉役、とりわけ天下人になり老いて行く秀吉のを見事に演じ切り素晴らしかった。
 
 また、寺尾聡演じる家康の不気味さも秀逸だ。
 
 視聴率はどうなったのか判らないが、この時代を切り取ったドラマとしては、最後まで楽しめそうである。