浅田真央ちゃん、お疲れ様

 2020年の東京五輪、関係者みんなの努力で開催を決めた。
 
 昨年、このことが決まった時、どんなに嬉しい気持ちになったか。
 
ところが、その組織委員会の会長に、最もふさわしくない森喜朗氏が決まり、開催決定の喜びはどこかに吹っ飛んだ。
 
 ソチ五輪でまだフリーの演技が残っているタイミングで、
「あの子は大事な時に、必ず転ぶんだよねえ・・」
と、なんと、無神経なコメントを発する。
 
 普通の神経の持ち主なら、こんなコメントを口にすることはないだろう。
 
 どこまで馬鹿な男なのだろう。
 
 そして、この馬鹿男の言葉が伝わっていたのかどうかは、わからないが、真央ちゃんは見事に有終の美で、自らの五輪挑戦を締めくくってくれた。
 
 シングルが終わったときの16位から、一挙に6位と10人のごぼう抜き。
 
 駅伝などの競技ではよくあることだが、フィギアの世界ではそん所そこらの人々には不可能な快挙。
 
 彼女は、先日のシングルの演技、失敗を引きずることなく最高の自分の演技で自己ベストを更新したのだ。
 
 今は、心身ともにズタズタになった、疲れやほころびをゆっくり休んで回復させてほしい。
 
 ほんとにご苦労さまでした。